ロヤジルガ(国民大会議)憲法決議へ

520名からなる国連監督のアフガニスタン憲法制定国民大会議(CLJ)は16日間に渡る討論と話し合いの後、火曜日の公開討論会で最終的な憲法草案を投票決議するよう求められた。
CLJの議長によると、そのCLJは50名毎の作業部会に分けられ、この5日間調停委員会が様々な意見を調整し、それらを最終草案に追加した。訂正と変更は草案の160うち約30条項になった。最終草案は再検討され、火曜日に秘密投票が行われる、とCLJ議長のSibghatullah Mujaddidi氏は述べた。
「代表者らは調停委員会が用意した最終草案を検討すべく時間を与えられた。そして、最低でも151名の代表者によって提案された場合のみ新たな変更が再審理される。」と彼は付け加えた。
この歴史的集会を見守る人々は、開会当初に比べて、ここ数日間は大きな討論は無い、と言う。しかし反抗勢力は未だに、議会が大統領の権力を制御するに足りる権力か、そしてイスラム教のより強力な役割の為に十分な権力が与えられるべきだ、と主張している。
日曜日に公表された妥協草案によれば、大統領に全ての主要な政策に関して議会に諮問し、主要な任命について議会に承認を求めるように強制することになる。
広大な支持にもかかわらず、何人かの代表者はその最終草案に満足していないように見えた。Jehadiの指導者らと司令官らは、裁判所の設立が最終草案に含まれるようにとの要望が妥協草案に含まれていなかったことを批判した。
「我々は皆調停委員会の期間中、憲法裁判所[Diwan-e Ali]を設置する事に合意していた。しかし今、それが草案の書面には存在しない。つまり我々の居ない所で何らかの変更があったということを意味する。」とBurhanuddin Rabbani元大統領とJamiat-e Islami[主にトルコ人、ウズベク人、タジク人のリーダーから成るイスラム教協会]のリーダーはCLJ会議でIRINに語った。
他の代表者らはその最終草案に満足しており、追加の話し合いは政治的利権の前進のためだ、と述べた。「重要な要素は広く議論されてきたし。ごく少数の追加的な懸念は深遠な政治的利権に根ざすものだ、と私は思う。」と何千人もの遊牧民を代表するMohammad Gol Kochi氏はIRINに語った。さらなる議論があるだろうが、会議が水曜日には終結するとの確信がある、彼は付け加えた。
502名の代表のうち20パーセントを占める女性は、最終草案に市民の平等権についての明らかな定義を見て全体的には満足していると言う。これはCLJ会議が始まる前までは草案の中に出てこなかった彼女たちにとって重要な要望の一つであった。最終草案は、全てのアフガニスタン市民は、明確に男性も女性も言及しているのだが、平等の権利と責任を持つとはっきりと述べている。「これは女性の大きな要求の一つであり、拒絶されたり変更されたりしないことを望みます。」と匿名を希望した女性CLJ代表者はIRINに語った。
原文URL:http://www.reliefweb.int/
情報源:国連人道問題調整事務所 統合地域情報ネットワーク(UNOCHA IRIN)
*著作権は情報源に帰属します。