アフガニスタン:武装解除した兵士へのインタビュー

クンドゥズ,10.27(IRIN)―10万人以上のこの国の元戦闘員の武装解除は安定した未来にとって必要不可欠だとみなされている。オブザーバーはどのように、この国連の後押しをうける武装解除、動員解除、社会復帰計画(DDR)が成功するか、また元兵士らが本当に武器を手放し、市民としての生活に戻れるのかを以前として不安な思いを残したままである。
IRINのインタビューで、北部の町クンドゥズでDDR試験的計画の第一段階で最近武装解除したMohammad Ibrahimは、武装解除される1,000人に彼の所属していた部隊の全員が最初に含まれてほしかったという。
戦争状態の20年間に残忍な行為を繰り返してきたため、オオカミとしても知られたIbrahimは、この地域へ流れ込み続ける武器の和が増える一方であることにいやになった。そしてクンドゥズのはずれにある彼野村Chahar Tutでのじもとでの張り合いに拍車をかけてきたと言った。多くの兵士が数百もの兵器を備蓄しているので武装解除は答えの1つにすぎないと、35歳の元戦闘員は語った。薬物取引が増え、それが更なる利益を増やし、再軍備化されつづけた紛争は未だに主要な不安として残っている。
質問:武装解除した兵士として市民生活に向けて第一段階を踏み出す気分はどうか。
答え: ええと・・・私はアフガニスタンに外国(ロシア)が侵入してきたとき、14歳の若い兵士として銃を持った。それは大変誇りに思え、感動をした。しかしこれは何年間にも及ぶ私の苦悩の始まりであり、ひとつの場所から別の場所へ移動するにも語ることのできない山中の生活の始まりであった。しかし今日私はまた違った誇りを感じている。武装解除していることと(新しい)人生の段階にはいったことについて今ではより誇りに思うし幸せだし楽観的である。私にとって翌日に生きているかどうかも心配をしながら床に就く必要のない、普通の生活の始まりである。
質問: あなたの他の友人はクンドゥズでの武装解除にどう反応したか。
答え: 武装解除されて市民生活にもう一度戻れると気づいている全ての人にとってはお祝いのようなものである。しかし不幸なことに計画では村の何千という兵士の中からたった1000人しか対象にはならない。もし給料も未払いな上、将来も見えない兵舎の中に留まっている人たちが、他の人たちが新しい職を持ち、人生を楽しんでいるのを見たとき、彼らは問題を起こしてしまうかも知れないので、早急に残りの人たちを計画の中へ汲み込むべきだ。
私の観点では、選択はいかなる基準もなしに行われる。兵士の間でさえ経済状況がよく腕前のある人はいっぱいいるが、多くは障害があり何をするにも不自由な全く無給の人もたくさんいる。彼らは最初に対象にならなければいけない。彼らの多くはこの計画に含まれていなかった。私は、最初の1000人を選出できる権力者はこの点を考慮にいれておくべきだったと思う。
質問: 市民生活で再び受け入れられるために何を選ぶか。
答え: ええと、私は筆記をとても学びたい。学校を去ったとき私は8歳だった。私は読めるが書けない。しかし、専門としては私は農家だから水道ポンプや肥料などといった農業に不可欠な手段を供給されるなら感謝するだろう。それさえあれば自分の9人家族を支えるのに十分である。
質問:クンドゥズでのDDRの効果の中で期待した主な変化は何か。
答え: 私だけでなく全ての人々が、ここ10年で増加した全ての緊張関係と待ち伏せ攻撃と殺戮の終わりを願っている、少なくとも誰かの奇襲の仕方やや確実な奇襲からの逃げ方のような考えは終わらせたい。私たちはちょうど武装解除が始まる数日前に何百という人の前でKonduzのバザールで銃を持った人を見たばかりだ。
国民はこういった緊張関係の終わりと銃や戦闘のない生活を望んでいる。いったん私たちがうちたてるものがまた壊されないと確信したら、自分で自分の生活を変えるために何かすることができる。もしこれが確実になれば、もはや自分の個人的将来防衛について心配しなくなったとき私たちは銃を手放すことができる。武装解除した兵士を助けることに加えて、政府はまた、どうやって多くは直接的または間接的に全ての再軍備やこれ以上の争防止のために芥子取引に関与している指揮官を弱らせるか考えるべきだ。
質問: 21年間戦闘にあって、最大の損失と達成は何か。
答え: 大きい損失は学校だ。私はもし学業を続けていれば8年生だった。大きな達成については、ロシアのアフガニスタン侵攻に打ち克ったことだろうといえる。もちろん、同じように他の損もあった。クンドゥズを離れてパキスタンに移住せねばならなかったとき、私たちは財産の全てを捨てた。帰ってきたら家は焼け落ちていた。私たちは未だに家を再建できずにいる。
私は多くのものを失った。不幸にもこの地域の農地の半分を指揮官が所有している。多くのBuz ka shi(敵の馬使いが円の中から死んだ羊を引きずり出すところを見る、アフガニスタンではなじみのゲーム)用の何十万ドルという価値を持った馬を持っている一方、私は自分の自転車すら持っていなかった。
質問: アフガニスタン政府と国際社会に何を求めるか。
答え: 政府と国際社会は武装解除問題をたいへん真剣にとらえてほしい。行き当たりばったりに見られ扱われるべきではなくて、この国の長期の安定のために批判的に見られるべきだ。この過程の全ての側面は配慮されるべきだ。武装解除の取り組みの最終的な成功はその将来の維持にかかっている。将来の確定的な派閥争いのルーツに取り組むための計画がきっとあるはずだ。
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