北部の軍閥に警告するカブール

10月16日、カブール(IRIN)-10月9日、アフガニスタンの問題の多い北部で、抗争関係にある2つの軍閥が停戦合意を締結したことを受けて、カブール政府は、その争いの張本人であるアブドゥラ ラシッド ドスタム将軍とアタモハマド将軍の2人の軍閥リーダーに対して、もしこのもろい和平合意をやぶれば政府での地位を剥奪すると通告したと内務大臣がIRINに対して述べた。
「我々はもし和平合意を守らなかったり騒動を起こしたりすれば、政府としては真剣に彼らの処遇を決定し、現在の地位を首にし、今後政府での役割は何もできないだろうと、2人の将軍に警告した。」と、アフガニスタンの国務副大臣が言った。
アタ モハマドは、主にTajik Jamiat-eEslami(JE)党を率いており、マザリシャリフ市の軍指揮官である。一方元共産時代将軍で、現在はハミドカルザイ大統領のアフガニスタン北部の治安アドバイザーでもあるドスタムは、主にウズベク民族で構成される
Jonbesh-e Melli-ye Eslami(JME)のグループを率いている。ドスタムとアタ モハマドは、第三の少数民族の市民軍、Hazaras’ Hezb-e Wahdat-e Eslami(HWE)とともにアフガニスタン北部の支配をめぐって争っている。
内務省によると、双方の指導者たちは、停戦の再確認をするために来週の土曜日カブールに召集される。しかし、停戦合意が続くかを疑う声は公にあるようだ。「全ての武装グループは無学で読み書きが出来ず、約束を守ることなど気にしない。」とHelalは指摘した。
カブールの国連によると、マザリシャリフの周りの状況はかなり改善し、以前問題があった地域で普通の市民の往来がある。「マザリシャリフの状況は、主に武力抗争抗争が起こっていた西部で、10月9日と11日の合意に穏静化されたより穏やかになったと報告されている。」と、国連アフガニスタン支援ミッション(UNAMA)のスポークスマンAlmeida e Silvaが木曜日に言った。
彼は、2つの党のリーダーに忠実な武器携帯者たちは撤退してJEやJMEからの装甲車がMarmolとSheberghanのそれぞれの拠点に戻ったと言った。
停戦の結果、国連はその地域に通じる道路の使用禁止令を解いたことを発表した。「火曜日、マザリシャリフからSheberghanまで西へ続く道路を使う国連要員の移動は解除された。」と、スポークスマンは述べ、Chemtal地方のAsya-ye Sharaf村、Sara-ye-Asya村、Shakazin村の状況確認は、まだ進行中であることを記している。「道路を使ってこれらの特定の場所への国連要員の移動の可否はまだ最高されていない。」
マザリシャリフに拠点を置いているイギリスの地方再建チームとUNAMAは、地方の治安の全容を検証し続けている。「MeymanehとFaryabでの国連要因の道路の移動可否と活動も、10月7日の戦いの後にしかれた中止に続いて再開された。」と、Almeida e Silvaは強調した。
その2党の間の最近の争いは、6ヶ月間で最も激しいものであり、80人以上が命を落としたと伝えられる。内務大臣は、その死者の数をかなり少なく見積もっていた。
10月9日、アフガニスタン政府も、カブールを拠点とする警官300人が地域の治安を回復するためにマザリシャリフに派遣されると発表した。アフガニスタンの役人によれば、マザリシャリフの警察は現在、タジク人が支配しているJE、ウズベク人が支配しているJME、ハザラ人が支配しているJWEに分裂しており、そのため中立的な国家警察がその街の治安を確保するために必要とされるに至った。カブールは、300の新しい警官が、街をパトロールし、地元の警察と一緒に主要な警備拠点をコントロールする責任が与えられている、と言った。
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