【写真】漁業組合員との話し会いの様子(スリランカ、7月8日) |
7月 スリランカ
津波で大きな被害を被った漁師達が1日でも早く仕事を再開することは、被災地の復興における優先課題の1つです。もともと漁業労働者は社会的に虐げられている人々が多く、津波後その状況はますます悪化しました。今日は、スリランカ南部海岸の、クダワラという漁村(マータラから東海岸へ30分程)の漁業組合の人と話をしました。村民のほとんどが漁業従事者であること、海岸から100mに設けられたバッファゾーンによりコミュニティが危機に瀕していること、津波で多くの漁民が船を失い暮らしの復興が見えないこと等の説明を受けました。クダワラには1200所帯(約8000人)が住んでいて、津波で450所帯が全壊し、200人が亡くなっています。漁業組合のリーダーのジャヤンタさんはこの地域で貧しく(大型船ではなく)小規模漁業に携わる労働者を組織して、漁業組合を設立しました。