インドネシア・スラウェシ島地震津波救援ニュースNo.15

「11mの津波と地盤沈下」
インドネシア、スラウェシ島を襲った地震から2週間が経ちました。この地震による被害は、12日時点で死者2090名、行方不明は670名(公式)となっています。
その多くは身元も分からないまま12日に捜索は打ち切られました。行方不明の多い地域は、液状化でデコボコに地盤沈下したことや泥流が固まったことなどで捜索が困難ということがその理由のようです。
今回の地震による被害の多くは、津波と地盤沈下によるものですが、先日、国家防災庁(BNPB)は、今回の津波が最大11.3m(パル東部)だったことを初めて公式に発表しました。また、インドネシア気象庁などによる調査では、津波は海岸線から483m内陸まで押し寄せたと報告しており、この災害がいかに甚大なものであったかが想像できます。
(吉椿雅道)

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