インドネシア・スラウェシ島地震津波救援ニュース No.4

「外国の支援の受け入れ開始と略奪」

CODEです。
スラウェシ島の被災地では、72時間が過ぎた今も懸命な救助活動が続いています。死者数は1000人を超えるのではないかと言われる中で、昨日、ようやくインドネシア政府、ジョコ大統領は「外国からの支援を受け入れる」と決断しました。先のロンボク島地震では、海外の支援を断り、外国のNGOが立ち往生する一幕もありましたが、今回の決断によって、より多くの被災者を救援できる状況になると思われます。
ただ、未だ空港が一部再開されたに過ぎないことや電気、通信、道路が復旧していない過酷な状況の中での支援活動は厳しいものが予想されます。
一部の報道で、略奪が起きていると言われていますが、警察官も見て見ぬ振りをしていることからも分かるように、決して暴動のように奪い去っているのではなく、平和的に生きる為に仕方なく行っていると思われます。2013年のフィリピン台風の際も略奪の報道がありましたが、実際には、被災者は列に並び、スーパーの店主も「非常事態だから仕方ない」と黙認していました。もちろん勝手にシャッターをこじ開けて、物を奪うことは許される事ではありませんが、後に政府がそれを補償するような施策を講じればいいのではないかと思います。この略奪という言葉に振り回されるのではなく、その背景にある食糧不足、救援が追い付いていない被災者の状況を案じるべきではないでしょうか。(吉椿雅道)

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