四川大地震救援ニュースNo.148/CODE未来基金ニュースNo56

「四川フィールドワークを実施しました!2」

2018年度後期のCODE未来基金のフィールドワークで神戸大学の学生4名が、四川大地震(2008年)の被災地を訪れました。今回の企画者の西本楓さんは、「食による村おこし」をテーマにして、医食同源の息づく中国で、被災者に料理を学び、少数民族の食文化に触れました。また、観光復興の現状を知り、自分の目で現場に立ち、自分の頭で考え、現地に寄り添うという事を学びました。複数回に分けて参加した学生たちの感想文をお届けします。(吉椿雅道)

四川フィールドワーク感想   神戸大学法学部3年  石川睦巳

【プログラム参加前】 プログラムに参加した動機が「医食同源を体験する」ことで私は子供の時から、アトピーがあり、食べるものには気をつけていましたが、事前学習で吉椿さんから東洋医学の基礎について教えていただいて、さらに興味を持ったので、食文化というところも深く学びたいと思っていました。 そしてテーマとしては文化と志のタネってことを挙げていました。 3月の頭に韓国に行って、異文化って面白い!って感じて 中国でもその土地の文化を感じ、価値観を広げるためにもたくさん学びたいなと思っていたことと 今年3年生になって自分の将来を考えていく中で、「なんとなく」だけで周りに流されたくはないな、自分の人生を自分で選択していきたいなと思って、そうするためにも、今まで経験したことのない経験をたくさんして、いろんなものを見たいと思っていました。 詳しくはhttp://code-jp.org/blog/blog/2018/03/18/shisen-ishikawa/を見てください。

【動機やテーマに対して 】 動機としていた医食同源に関しては 現地のお母さんが素食や医食同源について勉強していて、その方が働いている素食を提供しているお店でご飯を食べさせてもらったりしました。中国では日本よりメジャーなんだなって感じられたり、 吉椿さんがご飯ごとに色々話してくださってより興味を持ちました。これからもっと学びたいと思っています。 文化という面では、 中国の国民としての自助という考えや、民族、お茶文化、食文化に触れて 楽しく感じた、反面貨幣経済の導入などによって生活が変化していることも学んで文化を守るとはどういうことなのか考えさせられました。 またその土地の人々の意識や考え方や文化を知る上で歴史的な背景を知ることが大事だなぁとも感じました。 自分の志のタネという面では、 私は環境問題に興味があるんですが、 中国ではシェア自転車が町中にあったり、公明村ではトイレが動物達へなど循環しとてもサステナブルで 遅れているイメージの中国は実際進んでいるなぁと感じました。もっと調べてみようと思います。

【その他感想、学んだこと】 ■相互性 ボランティアって言葉はなんとなく嫌いでした それはなんとなく与える、してあげるってイメージで偽善ぽいなとどこかで思ってたからだと思います。しかし、インタビューをするうえで、政府がなんでもしてあげるだけじゃ村の人たちの意識は上がらないことがわかったり、私たちがインタビューする上で、聞いてばかりではなく、日本のことも教えてあげると何かのきっかけになるかもしれないって吉椿さんが言っていたこととか、吉椿さんと村の方々との強い絆をみて、一方的なものじゃなくて、お互いに学び合うことが大事とわかりました。 ■長期的観点の重要性 また村の復興は政府主導で観光観光ってなってるけどその先を考えないといけないなと思いました。観光は盛んになったがその後衰退して観光客があまり来なくなったという村の方にお話を聞いたこととかを踏まえてそう感じました。 また村ごと震災の遺跡がのこされている場所にいったときも、この遺跡は今後どうしていくのかとかより長期的な視点で知りたいと思いました。遺跡に草木が生い茂り、10年の月日を感じる一方で、遺跡の維持費は今後大きくなるだろうし、まだまだ課題もあるんだろうなと感じました。 ■自分の生き方 海外という土地と、楽しい仲間と、非日常の経験の中で自分がこういう風に生きていきたいってものを考えることができました。今後もっと深めて言語化していきたいと思っています。海外ってやっぱ楽しいし視野が広がるなと感じました 。

【最後に】 ここに書き切ることのできないほど貴重で価値ある経験ができました。 CODEのみなさん、サポーターのみなさん、こういう機会を与えてくださって本当に感謝しています。ありがとうございます。この経験を糧にもっと成長していきたいです。

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