災害発生から約2ヶ月という早い時期に、経済的自立と女性の就業支援というソフト面に目を向けた活動が開始されています。これからの復興支援活動に与える影響を考えると注目です。
以下、CODE翻訳ボランティアさんによる情報です。
≪アバ州:女性の就業支援に「羌繍支援計画」開始≫
7月24日、アバ・チベット族チャン族自治州の人民政府などが主催する「羌繍支援計画」が成都で始まった。この計画は一面で被災したチャン族の女性に収入源を提供するほか、国家級の文化遺産である「羌繍」を保護する目的もある。
「羌繍試験計画」はその公益的な性格から、政府が後押しし、企業と同じ水準で運営をする。「支援センター+支援駅+支援点+個人」の方式を採用し、被災地で人員募集と羌繍の訓練を行い、総本部である成都の支援センターで統括と販売を行う。収入は労働に対する報酬やチャン族文化保護に利用される。
計画では、今年の末までに初歩の生産、管理、販売体制を確立し、6000人の就業問題を解決する。2010年末までには、3万人の就業を実現し、羌繍文化産業集団を基本的に形成し、被災地の復興再建に寄与する。
アバ州チャン族女性就業支援センターの顔俊輝主席によると、この計画は発表されてすでに1か月が経過しているが注文はパラパラとしか来ていない。現在6つの企業が支援センターと契約に向けて協議中で、投資額は数百万元が見込まれる。
支援センターは「淘宝網」上にネットショップを開設し、関心のある人が選びやすいようにしている。
また顔主席によると、この計画は羌繍を通して自力更生をしたいと願っているすべての女性に開かれているとのことだ。
チャン族の刺繍は、その構図、配色、方法すべてに特色をもつ。羌繍の色彩は豊富で図案は古朴精美、花と雲の模様が常に使用されている素材である。靴に雲の模様が刺繍されている「雲雲靴」はチャン族の「雲の上の民族」としての代表的なものだ。
(7月24日 新華網)
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