中国の学校は9月が新学期。6月が年度末です。学校の夏は受験と夏休みの大イベントの季節です。被災地では、安全で空調のある仮設の試験場を確保するため、大学受験の時期が延期され、7月3日から5日に無事おこなわれました。
以下、CODE翻訳ボランティアさんによる記事です。
「広東共産党青年団、四川地震被災地へ赴き「二つの再建」を推進」
広東の2名の幹部職員は4日、ぶん川映秀鎮に入った。広東青年社会団体の関連責任者も学生を募集し、希望小学校の再建やボランティアの派遣などの援助計画を四川に赴き関連部門と話しあうことになっている。
共産党青年団広東省委員会の陳東副書記は、災害後は物質的な建物の再建(実際の家)だけでなく、精神的な面での再建(心の家)も必要であると話す。広東団の組織は支援項目を早急に確定し、災害後の「二つの再建」の実施を進めていく。
先日、広東は四川災害地区に派遣するため4名の幹部職員を選出した。その中で25歳の劉揚さんはぶん川に派遣される二人のうちの一人である。「私たちはまず最初に映秀鎮に入り、当地の委員会と協力しなるべく早く青少年団を組織し、彼らに対し、災害後の精神的なケアスタッフの中核となるよう、精神的な配慮や心理面の援助、衛生防疫、社会管理などの訓練をしていきます」と劉揚さんは語る。
目下、四川災害地区の学生は現在大学受験期間中である。北京科学技術大学天津学院、党委員会の王書記は学生の募集計画のことで被災地に入り、100名の品行方正で優秀な学生を募集。王書記の話によれば、この100名の学生は大学4年間の学費と住居費が免除になり、また一月一人当たり500元の生活費が彼らの大学学業が順調に進むよう援助される。
広東省青年科学家協会王河副会長も広東建築設計界の寄付による希望小学校の計画を持つ。王河副会長は言う。広東建築設計界はすでに災害地区のために500万元以上の募金をした。目下、建設の計画を行っており、環境設計、危機管理などの方面の入札を募集し、災害地区の子供たちのために耐震能力を備え、また広東設計水準の学校が実現することを希望している。
被災地でのボランティア協力の需要に対して、中山大学委員会黄山書記はボランティア派遣のプロジェクトを提供した。現在、中山大学は学校の四川出身の学生に対して心理的な援助、寄り添うこと、組織管理などの方面の訓練を行っている。
訓練終了後、これらの学生は夏休みの時間を利用し故郷に帰り、災害後の再建の仕事を支えることになる。
陳東副書記は語る。四川出身のボランティアは言語や心理的な方面で優位である。今まさに夏休みの期間であるので、広東の各大学委員会と青年団は四川出身の学生達のボランティアの帰郷を手配している。彼らが支持を得られ、被災地の同胞を励まし一緒に難関を乗り越え、災害地区の物質的な面(実際の家)と精神的な面(心の家)の再建の力となることを望んでいる。
新華網 2008年7月5日 18:14