中国四川大地震発生から、1ヶ月も経たない内に被災地の一部で仮設住
宅の建設がガンガンはじまり、一部では復興計画の作成にも入っているよ
うです。これって阪神・淡路大震災の時よりもかなり速いスピードでの対策
のようです。一方で農村地域や険しい山間地域の再建については、その
場での再建の道をとるか移転して再建するかの悩みもあるようです。いつ
ものYさんのレポートを紹介しますが、地震がなければ厳しい中でも農作業
に打ち込む人々の暮らしが目に浮かびます。
<Yさんのレポート>
中国人学生ボランティアと日本人ボランティアと北川県の被災地へ向かっ
た。永安鎮の中心部も倒壊した家屋が目立つ。またそこから西へ未舗装
の道をしばらく走ると道沿いに瓦礫の山が続く。新石村である。車の窓越し
に崩れた家屋で老夫婦がなにやら作業をしているのが目についた。その家
では崩れ落ちた屋根が、穀物を貯蔵していた部屋を埋めていた。袋が破
れ、散乱したトウモロコシが瓦礫に混じる。それを拾い集め、ふるいにかけ
て袋に詰めなおし、20kほどの穀物袋を運ぶという地道な作業だ。年をとっ
た夫婦には過酷な作業である。僕たちもさっそく作業開始。ほこりと荷の重
さは、若い学生にもこたえる。だが、どこか活き活きとした顔をしている。作
業を終えた僕らにおじいちゃんは、救援物資の水を飲めとしきり言う。最後
に「このことは永遠に忘れないよ。」と語った。
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