成都に拠点を置きながら、毎日被災現地に出かけているYさんの走行距離は
300km以上になります。Yさんの27日のレポートです。
綿竹市から北川県に数多くある集落のひとつ、#(テヘンに共)星鎮泉楽村は
約500人のだ。綿竹市の中でも被災状況のひどい漢旺鎮から車を走らせ、泉
楽村を通りかかった時、突然、中年の男性が娘らしき少女を抱えて道を横切っ
た。その姿に近所のテントの人達も慌てふためき、集まってきた。その人だかり
に寄ってみると、少女は足に軽い擦り傷が見えた。回りはおどおどして何もしよ
うとしないので、僕がその場で水と白酒(アルコール45度以上)を使って軽く消
毒してあげたが、お母さんは、それでも傷口をけずるようにこすり続けていた。そ
れほど大した怪我でもないのに、あんなに大騒ぎするほど被災者の中で感染症
に対してかなり敏感になっているんだ、と感じた。この数日、日中は確かに蒸し
暑くなってきている。被災者の方にトイレの事を聞くと、「そのあたりで適当に」、
「穴掘って埋めてる」と帰ってくる。被災地はこれから雨季に入る。衛生問題が
気にかかる。
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