発生から10日余りが経ち、復興へ向けた動きなども報道され始めました。これま
での国内の災害でもそうであったように、緊急期の支援だけでなく復興において
も、住民の声から見えてくるものは大きいと感じます。
Yさんの現場レポート(5/22)です。
唐代の詩人、李白の生まれ育った故郷、江油。この街も大きな被害を受けた。綿
陽から省道205号線を北へと向かう。市街地に近づくにつれ地震の傷跡が大きく
なってくる。 「41万元(約600万円)で去年買ったばかりなのに。。。」と肩を落とし
て語るのは、九嶺鎮に住む龍偉鳳さん(35歳)。旦那さんの李林強さん(36)たち家
族3世代、8人が同居していた。幸い家族に亡くなった人はいなかったが、もろく崩
れ落ちた2階建てマイホームは、96年に建てられたものだが、昨年購入したばかり
だったが故にその落胆は大きい。今後のことに触れたら奥さんの龍さんは、今にも
泣き出しそうになった。
またすぐ近くに住む女性、黄秀泉さん(41)は家が倒壊したのでテントで寝てい
て、昨夜の雨で濡れて大変だったと。「日本人はみんな関心をもっていますよ」と言
うとそこにいた日本人ボランティア、通訳など全員に握手をしていた。やり場のない
憤りでずっと胸をつめている被災者たち。誰かに話すことで人はいやされることもあ
る。
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