昨日の朝刊各紙によると、「ダム391カ所 災害恐れ」(神戸・18
日)、「800ダム 決壊恐れ」(朝日・18日)、「地震湖恐れ数千人
避難」(毎日・18日)、「土砂崩れダム決壊危機」(読売・18日)
と、大規模二次災害の危険性を警告している。被災地ではまだ
一縷の望みをかけて救出活動をしている一方で、テント生活や避
難所生活をしている被災者に感染症などの注意を促している中
で、現地新聞の次のような記事があったので「えっ?」と思った。
<CODE翻訳ボランティアによるものです。>
住宅再建に向けての動き
16日夜都江堰市建設局の指示;1か月以内に11万平方メート
ルの仮設住宅(災民臨時過渡房)を建設。
17日に建設を開始した。場所は幸福大道沿いで富民路を起点
とする地点。空地には13台の大型機械が整地をしており、1か月
以内に少なくとも2,3年は住めるような家を建設するとのこと。
(18日6時14分 成都商報)
昨日の朝日新聞朝刊では、「震源地に近いアバ・チベット族チャ
ン族自治州ぶんせん県にある大型ダム、紫坪鋪ダムには多数の
亀裂が入っており、決壊すると被災者救援本部のある都江堰市
が水没する恐れがある」と書かれています。やはり、阪神・淡路
大震災や新潟中越の教訓で、被災者にとっては大変厳しいこと
だが、あせらずじっくりと復興に向かって欲しいと願うばかりで
す。人間の安全保障を謳っている国際社会では、貧困撲滅や紛
争解決に必要なのは「保護とエンパワーメント」と言っている。
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