Yさんからの現地レポート(第2報)です。
ゲストハウス近くの空き地にテントを張って生活している人にヒアリン
グ。交差点付近の空き地に約20張りぐらいのそれぞれのテントを張って
おり、中には炊事スペースまで作っていました。
ひとりでぼーっとしている年配の女性に話を聞きました。都江堰の近郊
数キロのところに住む農民の女性(75歳)は旦那さんと昨日(14日)ここ
に来たそうで、それまでは崩れた家の前で路上生活していたそうです。
成都に出稼ぎに来ている息子さん夫婦を頼ってやってきたけれど、赤ちゃ
んがいる事やビルの屋内は怖いという理由で息子さんの家から運んでき
たテントにマットレスを敷いて寝ているそうです。食事などは息子さんが
持ってきてくれるそうです。これからの事を聞くと、「まだ何にもわからない
よ、家は壊れてしまったし、田んぼも出来ないし、」と。最初、怪訝そうな
表情だったおばあちゃんは、話し出すと堰を切ったように話はとまらなく
なった所をみると、きっと誰かに自分たちのこの状況を伝えたかったのだ
ろうと思います。最後には「関心をもってくれてありがとうね」と言ってくれ
たのが印象的でした。
同じエリアにテントをはっている中高年の夫婦にもヒアリング。道路をは
さんで、目の前にある6階建てのマンションに住む40代の夫婦。祖父母
と子供の6人家族。やはり屋内は怖いという理由で昼は家に戻ったりする
が、夜はテントで寝ていると。家は、電気、ガス、水道は来ているので、
料理は家でして、テントで食べるそうです。
これまでに政府などの救援物資は何もないそうです。目の前の道路は救
急車が行き来しているのを何度も見ました。
その後、四川大学の学生と日本語教師の中国人とコンタクトをとり、明日
車を出してくれる事になりました。
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