5月15日、成都入りしたYさんから現地レポートが入ってきました。
5月15日のレポート(第1報)です。
成都駅到着。駅前は異常なくらいの人だかりで、かなりチケットの購入が難しいよ
うです。北京、上海、西安などの北、東方面は依然として不通です。街は、それほ
ど大きな被害は見当たりませんでした。
その後、市内のゲストハウスに宿をとり、四川大学に留学中のAさんと合流。大学
では寮が閉鎖されており、多くの人がキャンパス内で野宿をしているそうです。また
多くの学生や留学生は、まだ地震の時の精神的ショックが大きいそうです。Aさんも
地震時、22階のビルにいたそうで、少し怪我をし、多くの人が階段で駆け降りるパ
ニック状態の中で失神している人、裸で飛び出した人などを見たそうです。ゲストハ
ウスでは多くの旅行者が、交通の不通のため身動きが取れない様子です。
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なお、日本の国際緊急援助隊が入った青川県は四川省広元市に属し、市の中心
から北西の方向にあります。人口25万人。今回の地震では全県で1400人死亡
(14日16時)、10000人が負傷。県城の8割の建物が倒壊したとのこと。交通・通信
は遮断されました。
現在は県城では交通・通信は復旧したようで、中国各地の救援隊が活動中です。
支援物資も届いています。県城以外の町や村への救援はまだまだ。木魚鎮の木
魚鎮中学は地震で倒壊し、400名の学生が死傷しています。15日には中央政府の
温家宝首相が水路で現地入りし視察を行いました。
国際緊急援助隊が入るのは青川県のうち関庄鎮(県城から南へ50キロほど)で大
規模な地滑りがあり260戸700人あまりが生き埋めになっているそうです。道路
は山崩れで通行できなくなっており、15日に武装警察の交通隊が徒歩で現地入り
し復旧作業にあたっています。
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