No.44「Only oneを見つける」

CODE海外災害援助市民センターです。
2013年にフィリピン中部を襲った台風Haiyan(英語名Yolande)では、約8000名の方が犠牲になりました。CODEは、セブ島北部やバンタヤン島で漁業支援プロジェクトを行ってきました。すでにボートは6つの地域に提供され、活用されています。そしてCODEは第2段として、北陸学院大学の田中純一准教授を主導にJICA草の根技術協力事業でバンタヤン島の貧困層の女性たちの生活向上や地域の防災リーダーの育成を始めています。

8月末に田中准教授や神戸大学や兵庫県立大学大学院の学生さんと共に現地を再訪しました。2日間かけて二つのバランガイ(最小行政単位)で、生活(収入)向上に向けた地域の資源を地域の人が自ら見つけるリソースマッピングのワークショップを行いました。参加した各バランガイのアソシエーション(互助グループ)の方々は、それぞれの地域にある自然資源、人的資源、社会的資源などをグループ毎に地図に落とし込んでいきました。陽気なフィリピン人の気質からか非常に盛り上がり、笑いの絶えないワークショップでした。その中で、絵の上手な男性、リーダーシップをもった女性、英語の堪能な女性などこれまでに知らなかった、気づかなかった人たちの存在が見え、未来への可能性を感じる事ができました。
今後、このワークショップを元にその地域にしかない「Only one」を共に見つけていきたいと思います。(吉椿雅道)

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