【フィリピン台風30号】救援ニュース No.22

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フィリピン台風30号(Haiyan) 救援ニュース No.22
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「フィリピン台風災害 被災地派遣報告会」開催!!!
 フィリピン台風災害被災地派遣報告会(主催:CODE)が、昨日12月3日(火)にこうべまちづくり会館(神戸市)で開催されました。神戸市内だけでなく、関西圏や東京や在日フィリピン人の方々など61名の方々にお越しいただきました。今回のフィリピン台風災害に多くの方々が心を痛め、関心を抱いておられるという事を強く感じる機会となりました。
 セブ島やパナイ島を訪れたスタッフの報告では、現地の人たちが「バヤニハン」という相互扶助の精神で互いに支え合いながら過酷な状況を乗り越えている様子や被災地では家屋再建の材料である竹が高騰していることや農漁業の再建の見通しが立たないことなどが報告されました。フィリピンの農漁村に長く横たわる貧困の問題も復興の遅れにつながっているという大きな課題も見えてきました。
 今後、CODEとしては今回のスタッフの現地調査をもとに被災者の声や被災地のニーズを大切にした家屋の再建や農漁業の生業支援などの復興支援プロジェクトを考えていきたいと思います。皆様からお預かりしている寄付金を最大限に生かせるよう努力していきたいと思います。プロジェクトが決まり次第、ご報告をさせていただきたいと思います。
 
 この報告会では、スタッフの現地報告に加え、ご協力いただいている団体の方々を紹介させて頂きましたが、この報告会に来られなかった個人・団体の方で寄付を頂いた皆様や翻訳などでCODEの活動を陰で支えていただいているボランティアの方々にも改めてお礼を申し上げます。ありがとうございます。
 フィリピンの全人口の14%が被災するという大災害を受けた被災地の復興にはまだまだ時間も資金も必要となります。今後とも引き続きご支援、ご協力のほどよろしくお願い致します。    
 (CODE海外災害援助市民センター事務局長 吉椿雅道)
報告会 写真
        ▲報告会のようす