つぶやきレポート「パキスタン被災地の今」  Scene.18

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【写真】耐震住宅のワークショップの様子

3月 ムザファラバード
 3月31日。政府の決めた、テント村閉鎖の最終日だ。
その日がだんだん近づいて来るにつれて、元いた村に帰る人々も出てきた。
ジャパン・プラットフォームの運営する「Camp Japan」でも、もうすでに帰還が始まっている。これから地域に戻って、再建、復興を行っていく人々に向けて、ワークショップが開かれた。
地震のメカニズム、耐震性住宅の必要性、イラン地震での事例などが各分野の専門家から話された。僕も中越の経験を話させていただいた。写真に映る
中越の山の風景は、パキスタンの被災地にも似ている。
「棚田は俺たちの村にもあるぞ!!」とか、雪の写真に
「このあたりよりもすごい雪だ」という声も聞こえてきた。
「一年半たった今でも中越の人々は、仮設で暮らしながら頑張っています。
そこには『くらしの智恵』がいっぱいつまっています。皆さんも地震を機
に、改めて自分たちの防災につながる、くらしの智恵を掘り越してみて下さ
い」と伝えさせてもらった。
そこに被災地どうしの共感が生まれれば幸いである。
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