パキスタン南西部地震が発生したバルチスタン州では被災者の救援活動が難航しています。「軍の報道担当者によると、被災地周辺では27日、救援物資を運ぶヘリコプターに向け何者かが銃撃したほか、救助作業に当たっていた軍部隊を狙った銃撃事件もあった。(産経ニュース)」という報道がされているように、同州は発災前から反政府武装組織と治安部隊が衝突している地域でもあります。
下記はメディア情報などをまとめたものです。
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・これまでに515人が死亡(産経ニュース)
・地震後の火曜日の時点で多くの家が壊れていた
・被災地は反政府武装組織と治安部隊の衝突地域である
・the paramilitary Frontier Corpsはアワラン地区が武装集団の最大の標的であると述べた
・軍は、10機の武装ヘリが被災者の避難を続けているとしている
・21の医師と50の救急救命士を含む1200人の軍隊がバルチスタンの3つの地区を支援している
・まだ多くの地域では救援が入ることができないと内務大臣が述べている
(NYタイムズ)
・余震が10回以上発生している
・救助隊が未だ遠隔地にたどり着けず、今後も死者などは増え続ける見込み(AFP)
・285人がアワラン地区で、42名がケチャ地区で死亡が確認(CBC)
・21000戸の家屋が倒壊したと推定されると政府が発表した
・通信ネットワークが破損しており、救援を妨げている
・10月はバルチスタンで最も暑い時期で、温度は37度に達しており、飲料水の不足が懸念される (CNN)
・アワランの北東120kmにあるKhuzdarでは1000人以上の兵士が救助、救援活動を行っている (毎日)
・国連は援助が要請された場合、国際支援を行うと述べた (Relief Web)
【パキスタン南西部地震レポート】No.2
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