「ネパール-日本の大工による技術交流」
CODEは山間部のソルクンブ郡グデル村での耐震の住宅再建プロジェクト
を実施しています。このプロジェクトを通じてグデル村で手に入れるこ
とができる資材を使った耐震技術を現地住民、大工が学びます。既にカ
トマンズの建築専門家を村に招いて行うモデルハウス作りがスタートし、
2月に予定しているモデルハウス完成までの間、毎日レクチャーを受けて
います。
昨年12月末から1月中旬まで、京都建築専門学校で大工技術を学ぶ山本耕
資さんがグデル村を訪れ、モデルハウスの基礎作りや建材加工に参加し
ました。その中で日本の住宅で使う継ぎ手や竹小舞などを伝え、また山本
さん自身もネパールの家屋や大工の技術を学ぶ日本とネパールの技術交流
を行いました。
現地を訪れた際の山本さんの感想をお送りします。
「グデル村現地レポート1(1月9日)」
グデル村に滞在し、2週間ほどが経ちます。彼らと私は、言葉が通じない
ですが、とても優しいです。グデルの人達は、やはり太陽とともに生活し
ているのでしょうか。朝は6~7時に起き、夜は概ね9時に寝ます。
しかし、家の向きに注目すると、私は矛盾を感じました。それは、太陽
の昇る南側に窓を取らないということです。日本であれば考えにくいです。
グデル村に建つ家は、全て谷側を前向きにしています。それは、景色が良
いからだそうで、窓を取ります。そして、それと反対の壁、すなわち山側
の壁にも窓を取ります。が、彼らはその窓を一度も開けないそうです。
全ての家をそう建てているので、もちろん、陽当たりの良い家、悪い家が
存在します。彼らは、採光や暖のことを考えないのでしょうか。そのこと
を不思議に思ったので、聞くと、寒ければ、お酒や温かいものを取ること
で十分だそうです。それでも彼らは、ジャロ、ジャロと口にしています。
*ジャロは、寒いという意味です。(山本耕資)
モデルハウスづくりの様子
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