「カトマンズで耐震ワークショップを開催しました。」
グデル村で行っている耐震住宅再建プロジェクトに関心を持たれた方から複数問い合わせをいただいています。ネパールとつながる日本の団体の方々が、山間部の資材を使った耐震住宅(学校)の再建の工法を学びたいとの要望がありました。また、CODEとしてもグデル村での耐震住宅再建プロジェクトでの学びを他の地域にも伝えたいとの思いから、「耐震ワークショップ」を2月7日にカトマンズ市内ボダナートでグデルシェルパコミュニティー(GSC)と共同で開催しました。GSCのメンバー、バクタプルで住宅再建を考えている大工さんやエンジニア(クワパエンジニアリング大学の学生など)、GSCと同じソルクンブ郡のパタンジェ村の被災者の方々など26名が参加し、熱い議論を交わされました。
ワークショップは、まずCODEのこのプロジェクトの概要説明を行い、その後、ネパールの建築の専門家による今回の耐震工法のポイントの説明、GSCの現場責任者ダワさん、シニアアドバイザーであるラクパさんからの報告などを現場の写真と動画を使って行いました。
その後の参加者の質疑応答では、「基礎はどのくらい掘るのか?」、「竹の込み栓(くぎ)の方が強い!」、「壁の角の石は重くしない方がいい」などバクタプルの大工さんからも様々な意見も出され、ラクパさんもまるで専門家のように熱く語っていました。ネパールの人たちが非常に熱心に意見を交わす姿を見て、まさに学び合いの第一歩だと感じました。ネパールでは、この震災をきっかけに今、専門家だけでなく被災した普通の人たち自身が、家や暮らしを見直し始めています。(吉椿雅道)
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