ネパール地震救援ニュースNo.30

「1か月後の被災地」

 ネパール地震から1か月を迎えました。これまでに報告されている被害状況以下のとおりです。人的被害は、死者8650人(この他にバングラデシュ、チベット、インドで死者134人)、負傷者約1万7000人となり、家屋被害は全壊約50万棟、損壊約27万棟になり、学校も1万2470の教室が全壊となっています。

 現在、被災地では時折、大粒の激しい雨が降っており、今後本格的な雨期に入っていきます。地震によって緩んだ地盤がこの激しい雨によって地滑りや土石流などの2次災害の発生が懸念されています。24日にもネパール中西部で大規模な地滑りが発生し、堰止めダムも形成されているという報道もあります。

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地震で発生した地滑り              地面にひびが入り雨が降れば地滑りの原因に

カトマンズでクリニックをやられているYさんからの情報では、激しいストーム(嵐)が発生したそうで、テント生活している方は大変だったそうです。Yさんは「街中の店は開いているけど、この前(5/12)の余震で皆怖がって家に戻らないで、河川敷や空き地でテントで暮らしているのよ。」と語っていました。

 ネパール政府は、この地震の復興に5年間で約50億ドル(約6000億円)が必要だと言っています。ネパール政府国家計画委員会は、日本やアジア開発銀行(ADB)に呼びかけ、6月末に復興に関する第1回「支援国会議」をカトマンズで開催し、第2回目は日本で開催してほしいと語っています。(吉椿)

 本日午後9時30分からサンテレビで放送予定の「NEWS PORT」にCODE事務局長の吉椿が生出演します。ネパールの現地の情報や被災者の声などもご紹介させていただきますので、ぜひこちらもご覧ください!

※6月1日には報告会をさせていただきますので、ぜひお越しください。
 CODE3000プロジェクトに関わっているラクパさんにもご報告頂く予定です。
http://code-jp.org/blog/nepal-earthquake/2015/05/07/%E3%80%90%E3%83%8D%E3%83%91%E3%83%BC%E3%83%AB%E5%9C%B0%E9%9C%87%E8%A2%AB%E7%81%BD%E5%9C%B0%E6%94%AF%E6%8F%B4%E3%80%9161%EF%BC%88%E6%9C%88%EF%BC%89%E5%A0%B1%E5%91%8A%E4%BC%9A%E3%82%92%E9%96%8B/

※写真つきレポートはブログをご覧ください。
http://code-jp.org/blog/nepal-earthquake/

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