「山間地域の学校」
今回の地震では多くの学校が被害を受けました。ネパール教育省は1m何2470の教室(ネパール全土では3万5000校に28万の教室)が全壊したと発表しています。
「CODE 3000プロジェクト」でテントシートを提供するSolukhumbu郡Gudel村でも村の学校が大きく崩れ、子どもたちが再び学校で勉強するためには校舎を再建する必要があります。もともとGudel村のような山間の村では子どもたちが長い距離を通学することも多く、地震で村の校舎が使えなくなったとしても通える範囲に別の学校がありません。また雨期には山間の歩道が洪水や地滑りにより使えなくなることもあり、学校へのアクセスが一層悪くなります。Sindhupalchowk郡Bahrabeseの避難テントで暮らす女性からは「学校が家から遠く子どもが通学することが難しかったため、山間の集落から引っ越して(地震の前から)町に住んでいる。」という声も聞かれました。
ネパール政府は5月15日には学校を再開するとしていますが、校舎が使えない場合にはグラウンドにテントを張り青空教室で授業を行うしかありません。しかしこれから雨期に入る中でテントだけの青空教室では、豪雨により満足に授業を行うことも難しくなります。Sindhupalchowk郡の小学校の先生は地震により校舎が使えないことで子どもたちの授業が遅れることを心配していました。
これまでにもネパールでは日本や外国の団体の支援により山間地域にも多くの校舎が建てられました。山間地域では財政面、立地面などから自力で安全な教室を確保することが難しい学校が多く、国内外の団体による校舎の再建支援が必要とされています。(上野)
※6月1日には報告会をさせていただきますので、ぜひお越しください。
CODE3000プロジェクトに関わっているラクパさんにもご報告頂く予定です。
http://code-jp.org/blog/nepal-earthquake/2015/05/07/%E3%80%90%E3%83%8D%E3%83%91%E3%83%BC%E3%83%AB%E5%9C%B0%E9%9C%87%E8%A2%AB%E7%81%BD%E5%9C%B0%E6%94%AF%E6%8F%B4%E3%80%9161%EF%BC%88%E6%9C%88%EF%BC%89%E5%A0%B1%E5%91%8A%E4%BC%9A%E3%82%92%E9%96%8B/
※写真つきレポートはブログをご覧ください。
http://code-jp.org/blog/nepal-earthquake/
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