ネパール地震救援ニュースNo.13

「ネパールの伝統建築」

3日夜に関西国際空港を出発したスタッフの吉椿と上野が無事ネパールに到着しました。カトマンズで以前からCODEへ情報提供をいただいていたMさん(カトマンズ在住ネパール人)と合流しました。Mさんの活動する現地NGOとも合流し、ヒアリングと現地調査を行っています。

現地NGOによると、ネパール全体で39の群が被災し、特に12の群で甚大な被害が発生しているようです。カトマンズも最も被害を受けた地域の一つです。彼らはバクタプル市やヌワコット郡、カブレ郡、被害の最もひどいシンドパルチョーク郡など4カ所で物資の配布などの支援を行っていますが、支援先の村ではかなりの被害が出ているようです。シンドルパルチョーク郡では、全体の90%の家屋が被害を受けており、ほとんどの家が壊れているとのことでした。

5月3日には、ネパールのマハト財務相が総額20億ドル(240億円)の国家再建ファンドの創設を発表し、アジア開発銀行は合計5億ドルの支援を行うことを了承しています。また、中国やインドも競争するように支援に乗り出しており、こうしたファンドが有効に復旧・復興に活かされることを期待したいと思います。

現地レポート1
カトマンズ盆地にあるバクタプル市の世界遺産エリアからの報告〜
日本の報道ではかなりの被害を受けていると報道されていましたがダルバール広場のヒンドゥーや仏教の木造の寺院は見事にしっかりと建っているものもありました。煉瓦と木の窓枠や意匠で飾られた古い町並みは見事でした。一階部分にベランダと呼ばれる木造の空間があって、そこで古老が儀式をしたり、女性たちが歌を歌ったりしていました。古い町並みの多くのビルは1階部分がベランダや木造の狭い商店になっていることによって倒壊を免れたのではないかなと思いました。外見は、赤レンガのビルですが、中には木造の柱や梁が部屋毎に入っているようです。どの建物も大きな煉瓦のビルですが、中には小さな木造のトイレのように狭い空間がたくさんあることで倒壊しなかたではないかと思いました。あくまで素人判断ですが、ネワール族の伝統建築のすごさを感じました。(吉椿)

やはり、現地に赴いて実際に被災地に足を運び、被災者の声を聞くことでわかってくることが多く、そうした情報が今後の復興プロジェクトへとつながるのではないかと改めて感じます。(頼政良太)

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