ネパール地震救援ニュースNo.9

「5月3日にスタッフ2名を被災地に派遣いたします。」

 ネパール地震発生から5日目に入り、この地震で犠牲になられた方は、周辺のインドなども含めると5300人を超えました。現在、約20カ国の国際救援チームが懸命の活動を行っていますが、物資が依然、届いていないエリアも少なくないようです。29日、ネパール政府は、人員は十分だという事から外国の捜索・救助チームを断っています。


 このような状況の中で大きな被害を受けた首都カトマンズから被災者の方々が地方へ脱出しています。地方から首都に出稼ぎに来た人たちが故郷を心配して帰ったり、被災者も多く混沌とした首都を離れるなど様々なようです。カトマンズでは近年、急激な人口増加(2011年のカトマンズ市の人口約170万人)が起きていたようです。住宅難やインフラの未整備、ゴミ処理の環境問題などの対策が追いついておらず、慢性的な電力不足(停電)や非耐震性の住宅の増加にもつながったようです。


 CODEは、事務局長の吉椿雅道とスタッフの上野智彦を5月3日の便でネパールに10日間、派遣いたします。被災地を調査し、状況を把握すると同時に現地の関係者と今後の復興に向けた支援を協議します。現在の救援物資の配布などの緊急支援の段階を過ぎれば、耐震の住宅再建や防災教育などその後の中長期的な復興支援も非常に重要になってきます。CODEは、何よりも被災者一人ひとりの声に耳を傾け、阪神・淡路大震災20年の経験と智恵を活かして、被災地に寄り添った復興支援を考えていきたいと思っています。どうぞご協力のほどよろしくお願いいたします。(吉椿雅道)

被災地からの声:
Hさん(パタン在住日本人)
「ポカラ・カトマンズ間の道は塞がっていません。地方から働きにきている人々は、故郷の事が心配なのか大挙して人々がカトマンズから出て行っています。カトマンズの住人も仕事どころではなく、働く人が不足していて日常に戻るのはまだまだ先の様です。ここでも被害がなく仕事に来れるスタッフは1人だけで、家が被害にあって来れない人、仕事する気がなえている人、地震の日に休んでいたスタッフとはまったく連絡が取れていません。」
ご支援よろしくお願いいたします。

☆救援募金にご協力下さい 郵便振替:00930-0-330579 加入者名:CODE
*通信欄に支援先を明記してください。(例:「ネパール地震」)
*募金全体の25%を上限として事務局運営・管理費に充てさせていただきます。
*クレジットカードをご利用の方はホームページ(下記)からご寄付いただけます。
http://www.code-jp.org/cooperation/index.html
*クレジットカード決済ページ備考欄に支援先(例:ネパール地震)と明記してください。

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