No.81「丹波農業フィールドワーク第3回:学生の感想④」

CODE未来基金の丹波農業フィールドワークでは、若者が農業を通じて食やいのち、地域や世界を学ぶ事を実践しています。
第3回は、稲刈りとサツマイモの収穫でした。暑い中、若者たちは、食を作る事の大切さや共同作業による助け合いの意味を学びました。参加した若者たちの感想を順次紹介していきます。
今回は、中国四川からの留学生で災害看護を学んでいる陶冶(タオイェ)さん(兵庫県立大学大学院博士課程)の感想です。

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今回は2度目のフィールドワークでした。前回のフィールドワークは主に田植えでした。数ヶ月前に植えた緑の田んぼと比べると、今では成熟しています。私たちの労働は有意義だったと感じています。家族や友達とフィールドワークの体験談をしたとき、みんなとても興味深く、農産物について学びたいと思っていました。
私はCODEフィールドワークに参加するのは、私の故郷である中国四川省の農業地域はよく地震や土砂崩れなどの災害により影響を受けているからです。災害被災者を支援することに興味があり、災害多発地域に住んで農業に従事している人々の生活をもっと知るうえ、看護師として何ができるのかを考えたいと思っています。

今回のフィールドワーク交流会で、ある丹波の先生は、農村では、食料と水は直接入手できるように、農村と都市のライフスタイルが異なるため、災害が農村と都市に与える影響が異なると教えてくれました。また、災害が中国と日本の農村住民に与える影響も異なるかもしれないということも知りました。 たとえば、私の故郷では、災害でけがをしていなくても、災害救援チームに医療援助を求めていく村人がたくさんいます。 これは、農村で医者に診てもらうのが不便なので、村人たちは高血圧や糖尿病などの慢性疾患に対する医療支援を受けたいからだと思っています。しかし、丹波の先生たちはとても元気で、体力も私たちのような学生に負けないと感心しています。ですから、交流会では、丹波の農民の先生たちはどうやって健康を保つかが気になります。答えは、毎日一生懸命働くということです。
このような毎日積極的に仕事をして生活する精神はみんなを強くする重要な原因だと思います。こうしたら、災害時にも積極的に対応できます。

また、農作業に参加することで、人々がどのようにつながっているかを知りました。研究報告には、災害後に人々が助け合うことは、コミュニティの再建と団結を促進できるという内容がよく見られます。この二日間、私はみんなと一緒にサツマイモを掘ったり、稲を収穫したり、夕食を作ったりしました……確かにみんなとの関係がより緊密になったような気がしました。日本語が下手で、コミュニケーションが難しいですが、みんなはとても親切だと感じれました。
いろいろ助けてくれてありがとうございます。留学生にとって、このような活動により、専門の異なる学生や地元の農民と交流するうえ、日本の人文社会をよりよく知ることもできるので、とても意味があると思います。(陶冶)

*CODE未来基金の活動は、皆さんのご寄付によって支えられています。形のくずれた丹波の有機野菜は、コロナで困窮している子どもたちや在日外国人留学生に学生自身によって届けられています。これはフードロス削減にもなっています。
ぜひ若者の活動やコロナで困窮している人たちを支えてください。よろしくお願いいたします。(吉椿)

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