No.75「足元でのコロナ支援―ベトナム人留学生の厳しい状況」

CODE未来基金の学生たちを中心として、コロナ禍での「足元」の支援活動を開始しました。神戸市長田区のベトナム寺院や、兵庫区で子ども食堂や地域交流活動を行っている「レンタルスペース&A」を学生たちが訪問し、有機野菜やお米をお届けしています。野菜は、CODE賛助会員の山本健一さんのご協力で兵庫県丹波市やたつの市の農家さんから、お米は、コープこうべさんからご支援いただいています。

先日はベトナム寺院に野菜をお届けし、ベトナム人の住職さんにお話を伺いました。
ある留学生は、学費が払えなくなり休学してしまったそうです。コロナの影響で母国からの仕送りがなくなったうえ、日本でアルバイトをしても時間の制限があり、学費が工面できないからです。その後在留期限が切れて不法残留になってしまい、仕事もできず、家も借りられず、今は毎月入管に出頭しているそうです。一方で帰国しようにも、コロナで飛行機は減便しており、空席があったとしてもチケット代が高騰していてなかなか買えません。お寺ではその留学生の方を支援したり相談に乗ったりしているそうです。
在留資格のない外国人は健康保険が適用されないので病院にかかる場合は全額負担、コロナのワクチン接種も受けられない状況です(韓国など一部の国では在留資格がない人も受けられます)。
留学生の多くは飲食業や観光業でアルバイトをしているので、特に昨年秋頃から仕事がなくなり厳しい状況になったとのこと。今は再開する仕事も出てきて少し良くなったそうですが、こうした留学生の困窮は、技能実習生と比べるとあまり報道されていないと、住職さんはおっしゃっていました。

今回の野菜は、住職さんを通じて留学生の方や大阪市生野区の日本語学校へ届けていただきます。
引き続き訪問を続けながら、足元でのグローバル化の問題に対して、学生たちと一緒にできることを考え、やっていきたいと思います。

【CODE未来基金にご支援をお願いします】
コロナで特に厳しい状況に置かれている方々に、丹波市やたつの市から安心・安全な有機野菜をお届けしています。野菜の購入・配送や学生たちの交通費等、継続して活動していくためにご支援をよろしくお願いいたします。

(ご寄付の方法)
※備考欄に「未来基金寄付」とご記入ください。

★クレジットカード
CODEのホームページから

★郵便振替
郵便振替:00930-0-330579
口座名義:CODE

★ゆうちょ銀行
支店番号:〇九九店
店番:099
口座番号:0330579(当座)
口座名義:CODE(コード)
※口座名義をカタカナで指定されている場合は「コード」とご記入ください。

★近畿労働金庫
支店名:神戸支店
支店番号:642
口座番号:8881040(普通)
口座名義:CODE海外災害援助市民センター

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