【2013・9メキシコ暴風雨救援ニュース No.5】

 未だに被害の全容が見えず、新たな暴風雨による被害も懸念されている被災地では、市民による活動が注目されています。
 先日もお伝えしましたが、プエブラ州とゲレーロ州の若者によって組織された“Warriors of the mountains”という団体が、山間部集落の人々の避難をサポートしています。彼らは、今回の暴風雨により自らが暮らすメキシコ南部の山間地域が大きな被害を受け、メキシコ政府がアカプルコやチンパルシンゴなどの都市部しか支援していないことを知ると、すぐにゲレーロ州の山間部を直接支援する事を決めました。彼らはプエブラ市とトラパ市に拠点を置き、主に出稼ぎでアメリカに住む友人や親戚のサポートを受けています。ゲレーロ州はアメリカへ出稼ぎにでる人が多く、故郷を支援したいという気持ちが“Warriors of the mountains”を支えています。
 今なお厳しい状況に置かれている貧困層の人々の安全を市民警察が守っています。市民警察はその地域に住む一般市民から選ばれた人々で構成されています。メキシコでは、麻薬カルテルや組織犯罪の被害から身を守る為に警察が必要不可欠であるにもかかわらず、過去には警察官が泥棒などの犯罪に手を染め、貧困層の市民が被害者となってしまうことも多くありました。メキシコ政府が貧困層の人々を保護する義務を果たさず、彼らの生活が危険に晒されたため、市民自ら組織したのが市民警察です。彼らにメキシコ政府からの支援はありませんが、混乱した被災地で素晴らしい働きをしていると評価されています。
 暴風雨被害へのメキシコ政府の対応は都市部に集中し、山間部では現状も把握されていない地域が多くあります。山間部被災地で直接活動する彼らの情報は、今後、国内外からの支援の大きな足掛かりとなります。
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☆2013・9メキシコ暴風雨救援募金にご協力下さい:
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*通信欄に「メキシコ」と明記してください。
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募金全体の15%を上限として事務局運営・管理費に充てさせていただきま
す。
☆連絡先:
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担当者:上野

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