連続するメキシコ地震救援ニュース No.4

メキシコ南部、中部で連続する地震の被災地をまた大きな地震が襲いました。23日午前7時53分(日本時間:23日午後9時53分)にM6.2の地震が南部オアハカ州で発生し、この地震でオアハカ州とメキシコシティで4名が亡くなったと報じられています。この地震は8日の地震の余震と見られており、これまでに被害を受けた多くの建物が崩壊しました。

1985年のメキシコ地震の後、メキシコシティなど都市部では防災訓練など地震対策が実施されてきました。しかし、建物はメキシコ地震後の耐震基準を満たしていないものが多く、今回の多くの建物の崩壊につながったと指摘されています。85年以降数度に渡り耐震基準は見直されていましたが、耐震検査官による検査が不十分であることや、賄賂によって見逃された違法な建物が多く、耐震基準が機能していなかったようです。19日の地震で崩壊した建物の中には今年建造されたばかりのビルもありました。メキシコの専門家が昨年実施した耐震検査では、2004年以降に建造された建物のうち約36%の建物は低水準の基準すら満たしていないと現地メディアが報じています。まだ被災地では余震が多く発生しています。
今回の地震で耐震性の低さが露呈し、新たな建物の崩壊も懸念される中で、不安を抱えた被災者の避難生活は続いています。
(上野智彦)

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