CODEはパキスタンでの地震の被害状況、支援状況を報告してきましたが、今月4日にメキシコに上陸したハリケーン「スタン」の被害状況についても、CODEの海外研究員であるクワテモックさんより報告が来ました。
ハリケーン「スタン」はメキシコやその周辺国のグアテマラやエルサルバドルで大きな被害をもたらした。その後相次ぐハリケーンによる集中豪雨と土砂崩れにより、被害はさらに拡大、エルサルバドルで2日に発生した大規模な火山噴火は、状況をさらに悪化している。
8日付けのクワテモックさんのメールによると、グワテマラは洪水や地滑りで被害が最もひどい。多くの被災者は、田舎にすんでいるアメリカンインディアンで、非常に貧しい低開発地域の人々である。
メキシコでは、チアパス州、ベラクルス州、タバスコ州、オクサカ州、グエレロ州、プエブラ州、カンペチェ州の464の市政機関が被災している。110万人以上の犠牲者が避難しており、いままでのところ多くの町がまだ孤立しており、彼らが生存しているかどうかの情報はない。雨はまだ降り続いている。洪水と地滑りにより、30万の家がひどく倒壊し、橋、道路、学校や病院も同じく倒壊している。すでにチアパスに援助の要請を出している。どの被災地においても、支援のニーズが高く、そのニーズの収集に全力をあげている状態。
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CODE海外災害援助市民センター