イラン南東部ケルマン州で、M6・4の地震 死者420人、900人の負傷者
CODE海外災害援助市民センターのイラン・バムスタッフが、直ちに現地へ
~雨が強く、屋外に放り出された被災者は寒さに震えている~
一昨年のイラン南東部バム地震で3万人を越える死者を出したケルマン州の人々は、懸命の復旧・復興作業を成し遂げ、やっと1年を過ぎこれから新年(3月21日)を迎えようとしていました。今回の被災地は前回のバムから州都ケルマンを経て北西に70㎞ほどテヘランの方に移動したザランドという農村で人口3万人(40の村)の静かなところだそうです。現在のところの情報では、残念ながら死者420名、負傷者900名(ケルマン州知事発表)という被害状況が伝わってきています。私たちCODE海外災害援助市民センターは、バムで救援活動を続けているローカルスタッフのMR・サィード・ガッファリを被災地に派遣します。サィードには、ケルマン州都で毛布を買い付け現地に入るように依頼をしました。きっと1年前に大きな地震に見舞われたバムの人たちは、我がことのように心配していることと思います。また、バム地震の時大変お世話になったテヘラン在住のSさんからも直ちに情報を頂き、大変気にかけておられます。
イランは日本より地震国といえるかも知れません。1990年に首都テヘランの北部でギランジャン地震があり、4万人から5万人の方が亡くなっており、その後も大規模地震が相次ぎ、1昨年のバム地震に見舞われたところでした。バムの経験から推測すると、農村地帯でもあるということから、おそらく極めて脆弱な住家が多いのではと思われます。
今、被災地ザランドは強い雨に見舞われ、被災者は厳しい寒さに震えているようです。偶然、CODEスタッフ斉藤容子が、ブレーンヒュ-マニティの主催する「高校生震災復興ワークキャンプin Iran」で3月初旬に6回目のバム入りを決めていたところでしたので、彼らと共に被災地ザランドを現地視察し、今最も何が必要なのかを見極めザランド支援プロジェクトを検討したいと思います。
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