NGOことはじめ「NGOとは?」開催レポート!
- 2017.10.14
- 未分類
10月13日
今日はCODEで、NGOことはじめ「NGOとは?」というイベントをしました。なぜCODEがこのようなイベントを開催したのか。
最近よく「ソーシャルビジネス」つまり「社会的起業」であったり、CSRなどを通して社会貢献に関わる企業が増えてきていたり、様々な方法でいわゆる「社会貢献活動」に携わる人が増えているように思います。その中で、CODEは「NGO」つまり「非政府組織」という立ち位置で活動を行っています。なぜ、CODEがNGOとして関わり続けているのか、というかそもそもNGOって何?企業じゃなんでダメなの?そんなことを学ぶイベントでした。
という前置きから今回は確実に「NGOってなんだろう?」的な文章を書くと思われた方には申し訳ないのですが、今日は「ボランティア」について書きたいと思います。
「ボランティア」って知ってますか?
多分ほとんどの人が知っていて、人生で1度は経験したことがあると思うのですが、どうか知ってるからいいやーと言わずに、読んでいただけると嬉しいです。
一先ず、僕はなんでも辞書で調べるのが大好きなので一応辞書を引いてみたのですが、
ボランティアとは、自ら進んで社会事業などに無償で参加する人
と書いてあります。
これを見て僕は少しんんっとなりました。自ら進んでとここにははっきり書いています。そう、当たり前のことかもしれませんがボランティアというのは人からやれと言われてするものでもなければ、何かの評価を上げるためのものでもなく、自ら進んでやることをボランティアというんです。
今日のお話の中でとてもいいなと思う言葉があったのでここで紹介したいと思います。
『言われなくてもするが 言われてもしない』
という言葉です。
この言葉には大きく二つの意味が込められています。
『言われなくてもする』
というのは、ボランティアというのは人に言われてやるものでなく自分から主体的にやるものだという意味です。
それともう一つ
『言われてもしない』
というのは、誰かにボランティアをやれと言われたり、こういう事をやれと言われてもしない。ボランティアというものが何かに利用されえてはいけないという事です。もしかしたら、心当たりがある人もいるかもしれません。何か人の役に立ちたいと立ち上がったボランティアに対して、利用しようと考える何かがあるかもしれない。
でも、ボランティアが何も言うことを聞かなかったら秩序がなくなって大変なことになるよ、という意見もあると思います。確かに。
そこで1度立ち止まってゆっくり考えてみます。
「ボランティア」が「ボランティア」である意義を。
柳田邦夫さんという方はボランティアについてこのように言っています。
ボランティア活動が自ら発見し開拓した現代ならではの意味とは、制度化の発達によって硬直化した社会の仕組み(特に行政のしくみ)の「隙間」を行動によって埋めたり縫合したりしつつ、人々と社会に「新しい価値観」の共有を呼びかけ社会の仕組みの解体・再構築を図ろうとするところにある。
僕が生まれたころにはボランティアっていう言葉は当然のように自分の周りにありました。ボランティア=いいこと、っていうのが当たり前でした。内申書に書くために先生に言った方がいいよなんて言われたりもしました。時にはただの雑用じゃん、って思うことがあってもボランティなんだからと、言われた通りにしました。そこに一切の疑いを持たずなんとなくボランティアに参加したり、しなかったりしてました。ボランティアが社会の中でどんな役割を持っているのかなんて考えもしないほど、それは僕の社会の中に当たり前にありました。
でも立ち止まって考えると、やっぱり
ボランティアにはボランティアの役割があって、それはボランティアにしかできない、社会にとってもすごく大切な役割
なんだと思います。
専門家に、専門性ではかなわないけれど、素人だからこそ、自分の頭で自分に何が出来るか考えて、そして行動する。きっと自分にしかできないことがあって、自分がボランティアとしてそこにいる意味があるのではないかと思います。
「NGO」についてもそうで、「ソーシャルビジネス」とどっちがいいとか凄いとかじゃなくて、どっちも社会の中で大切な役割を担っているんだと思います。それがどんな役割なのか、僕の中でもう少し整理がついたらまたばちっと書きたいと思います。
今日はめちゃめちゃ長くなってしまいました。ここまで読んでいただいた方、本当にありがとうございます。ここまで読んでいただいて、言いにくのですがせっかくですので、こちらからクリックしてCODEを応援していただければありがたいです。
それでは今日はこの辺で。