【インドネシア・ムラピ火山噴火】現地パートナーからの情報4

既に報じられていますが、インドネシア・ジャワ島中部のムラピ山の噴火で、
死者は191人、避難者は34万人以上に上っています。
火口から20km以内の地域には依然避難指示が出されており、
10月26日の噴火以来、避難しておられる方々の健康面も懸念されます。
ジョグジャカルタのアーティスト、Aさんからのメールを紹介します。
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9日、ジョグジャでマグニチュード5.6の地震がありました。特に被害は無く何も起きませんでしたが、住民は次に何が起こるかわからず、心理的な怖さが増してしまったのではないかと思っています。
まだ大規模な噴火が起こり得ますし、冷えた溶岩流がいつ襲ってくるかわかりません。川を塞いでいる砂や火山からの噴出物質を片付けなくてはなりません。川を片付けておけば、もし冷えた溶岩が洪水を引き起こしても、川を流れていきますから。
しかし、これまで何も為されていません。
避難者の数はずっと多くなり、30万人を超えています。キャンプはとても混雑していて、衛生状態があまり良くありません。水の供給も問題が多く、その他の物資の供給についても同様です。多くの人が呼吸器系の症状やストレスに苦しんでいます。全てを失ったことを理由に、少なくとも二人が自殺しました。多くの方が心理的に大きな
題を抱え、治療を受けています。キャンプサイトはとても広く、救援チームが患者を見つけるのは困難です。避難者はもっと増えると予想されています。