CODEのメキシコ人研究員クワゥテモックさんから、被災地の状況を伝えるメールが届きましたのでお伝えします。
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レオガンは震源に近く、損壊の率がハイチで一番大きい街です。学校や保健施設、公的施設はすべて、家屋は9割が倒壊しました。あらゆる分野に膨大なニーズがあります。CODEを含めて約40のNGOが、レオガンの様々な地区で支援活動を行っています。ちなみにポルトープランスには400のNGOがいます。この地域では国境なき医師団が暫定的な病院といくつかの施設を開設し、多くの制限つきではありますが、運営がなされています。公共サービスが大きく不足しています。
現在ハイチが直面している最大の問題は、雨季、そしてハリケーンシーズンの到来です。例えばレオガンとグレシエでは、災害が起きたときに人々が避難するシェルターがひとつもありません。
また、失業が大きな問題となっており、新たな生計手段が簡単には見いだせません。若者について言えば、大学が閉鎖されており、仕事は無く、なすすべがありません。孤児院の子どもは食糧、衣料品、水、衛生といった多くのニーズを抱えています(再建が第一ですが)。授業を再開した学校もありますが、多くはテントであり、内部はたいへん暑くなります。ですので、内部が蒸し暑くなるまでの2~3時間、授業が行われます。
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CODEはこれまでクワゥテモックさんの派遣を含めて調査を続けてまいりましたが、プロジェクト確定のため、8月末に理事を現地に派遣する予定です。
ハイチ地震レポート No.46
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