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ハイチ地震レポート No.43

【ハイチ復興支援コンサート】神戸で開催
5月19日夜、神戸で「ハイチ地震復興支援コンサート」が開かれました。
これは1月12日に起きたハイチ地震の復興支援として、元駐日ハイチ大使のマルセル・デュレ氏とハイチ文化交流の会(福山市/NPO法人e&g研究所内)代表の手島裕さんが企画されたもので、収益は全額ハイチ支援に使われます。
14日に山口で始まったツアーは、あとは名古屋(21日)、横浜(22日)、東京(23日、24日)を残すところとなっています。
※詳細はこちら→ http://ww41.tiki.ne.jp/~e-and-g/
デュレ氏は冒頭に、地震は大きな被害をもたらしたが、再建に希望を持って取り組むチャンスであり、より良い国を作りたいとの思いを述べられました。また、日本の支援に感謝され、「日本の皆さんひとりひとりにどのような支援ができるかと訊ねられたら、こう答えます。毎朝飲むその一杯のコーヒーを、ハイチ・コーヒーに変えて下さい。それだけでハイチの農民を助けることができます」。そして、「いつかハイチの人があなたがたを助ける日が来るかもしれません」と、被災地・神戸の人々も経験した”困ったときはお互い様”の心を表されました。
ハイチ国民に愛され、至宝と謳われるAZOR(アゾール)さんのコンガ(打楽器)の演奏と歌声は、心に深く響く素晴らしいものでした。また、歌手Sara Renelik(サラ・レネ
リック)さんは、地震から立ち上がるハイチの人々の力強い心と勇気をダンスと歌で表現され、参加者に感動を与えました。残りのツアー日程は限られていますが、コンサートに参加できる方には、ぜひ美しいハイチの文化を直接肌で感じていただきたいと思います。
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さて、ハイチの被災地では、各支援機関が仮設住宅の建設やキャンプの管理に力を入れています。その中で、地元のコミュニティの力を活かし、それぞれのコミュニティのニーズに合ったきめ細かな支援を行うための取り組みがIOM(国際移住機関)によって行われています。
UNOCHA(国連人道問題調整事務所)のReliefWebに掲載されていたレポートの日本語訳を「CODE World Voice」上で紹介していますので、ぜひご覧下さい。
◆ハイチ:IOM、避難キャンプの生活向上に向け、国中で新たな取り組み
http://codeworldvoice.seesaa.net/(日本語)
http://www.reliefweb.int/rw/rwb.nsf/db900SID/MDCS-85KDDP?OpenDocument&rc=2&emid=EQ-2010-000009-HTI(英語)