No.39「北陸学院大学田中教授より応援メッセージ」

CODEです。フィリピンのバンタヤン島の女性たちの支え合いを支えるプロジェクトにご協力いただき、ありがとうございます。
2013年の史上最大級の台風ヨランダの後、CODEは、セブ島のNGO、FIDEC(Fisherfolks Development Center)やSPFTC(Southern Partners Fair Trade Center)を通じて被災した漁村の人たちにボートや漁網を提供しました。その後、2016年からは、北陸学院大学の田中純一教授と共にCODEは、JICA草の根技術協力事業を活用してバンタヤン島の女性たちの生活向上や小学生向けの防災カード作成の支援を行ってきました。
田中教授から応援メッセージが届きましたので、ご紹介いたします。目標額まであと少しです。ご協力のほどよろしくお願いいたします。(吉椿)

コロナ禍で現金収入の道が建たれた世帯の子どもや高齢者が腹を空かせている。女性たちが構想するコミュニティカフェは誰もが胃袋を満たせる場所、子どもも大人も誰もがつながる場づくりだ。現地を訪れているからわかる。女性たちは自分の家族のことだけで精いっぱいなはずだ。だが、彼女たちの意識はすべてのコミュニティメンバーに向けられている。フィリピン人のバヤニハン(相互扶助)魂だ。誰から苦しんでいるとき、共同体にある心はつながり、動き出す。逆境にあっても、未来を構想することを停止させないたくましさと明るさ。フィリピンの女性から学ぶことは多い。
彼女たちの取り組みがローカルのバヤニハンなら、CODEの取り組みはグローバルなバヤニハンだ。コロナ禍のいま、ローカルのバヤニハンを支えるためもう一つのバヤニハン、グローバルなバヤニハンは、ローカルのバヤニハンに力を与え、女性たちが思い描く未来のバンタヤン、暮らし続けられる集落コミュニティの実現に大きく前進させることを可能にする。ぜひグローバルなバヤニハンに賛同してほしい。
田中純一(北陸学院大学社会学科 教授)

 

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