中国新型肺炎救援ニュースNo.8

「武漢の状況③」
湖北省武漢市の新型肺炎の支援をしているNGO備災センターの張国遠さんからの情報です。
「マスクなどの物資不足の状況は緩和してきた。武漢の病床の状態も落ち着いて来た。だが、依然として人工呼吸器の需要はある。感染症以外の重症または慢性病患者の転院の問題が出て来た。また、独居の高齢者や留守児童、貧困家庭、障がい者などの特殊な状況にある人たちが厳しい状況にある。すでに自閉症の子供の餓死や高齢者の孤独死も起きている。感染から回復した人の心のケアも急務だ。地域や周りの人による回復した人への差別的な態度があり、回復した人とその近親者が地域に戻れるような支援が必要だ。」と張さんは現在の中国の状況をおしえてくれました。
現在、日本でも感染が拡大し、学校の一斉休校や経済への影響や社会不安が懸念されていますが、今、中国で起きている事はこれから日本でも起きる可能性があります。一歩先を行く中国の成功と失敗から学ぶ必要があります。
今、中国の人たちは、自国よりも日本の状況をより憂いており、「お返しをしたい」、「経験を伝えたい」と言っています。(吉椿)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)