中国新型肺炎救援ニュース No.5

「武漢の状況②」 
 神戸に住む中国人留学生のAさんは新型肺炎の被害の深刻な湖北省武漢市の出身です。彼の家族は、今も武漢市で暮らしています。Aさんによると「武漢は、完全に封鎖されていて、物資も不足しています。私の家族の皆、無事ですが、ずっと家の中にいます。4週間まったく外出していません。マスクはある団体が支援物資でマンションの下に置いていってくれました。現在、武漢では個人的に支援物資は受け取る事はできません。すべて政府を通さなくてはなりません。」と状況を教えてくれました。 
 現在、武漢市(人口約1100万人)は感染拡大を防ぐために市内を完全に封鎖しています。また、病院や隔離施設も急きょ準備され、中国全土から集まった約2万人の医療スタッフが必死の治療を行っていますが、人員や医療物資の不足などで治療がまったく追いついていない状況です。感染した人たちも自宅や施設で家族と隔離された状態で、不安を抱えながら治療の順番をじっと待っています。 
 すでに報道されているように、残念なことに日本でもコロナウイルスによる死者が出てしまいました。フィリピン、香港に次いで中国本土以外で3人目となりました。
 2/14日現在で、中国本土の死者は1483人、感染者約64,000人、中国本土以外では、日本203人、シンガポール50人、タイ33人、韓国28人、台湾18人、マレーシア18人となっていますが、忘れていはいけないのは、完治して退院した人も6723人いるということです。正しく恐れる事が大切です。(吉椿)

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