チリ地震救援レポート11

引き続き、チリに入って活動をされているHuMA(災害人道医療支援会)のスタッフからの現地報告(3月13日後半)をご紹介します。
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( 3月13日・後半)
昼食後、タルカに駐留している軍のfield hospitalを視察しました。これはアポなしでしたが快く対応してくださいました。200m離れた公立病院の機能低下を補完する役割を担っており震災後5日目(3月3日)から稼働していました。ベッド数は24床、軍の医師は3名で(外科2整形外科1)公立病院から5名ほどの医師が加わって診療しています。主に外傷外科をしているとのことでしたが、公立病院の医師が加わったことで循環器疾患にも対応できるようになりました。看護師は常時2名が勤務しています。また看護助手は20名程度が勤務して言います。震災直後から1週間ぐらいまでは大変忙しく、複雑骨折や胸腹部の手術をこれまでに33件したそうです。現在は外科の27名の患者がおりますが、人工呼吸器を装着しなくてはいけないような重症患者がおらず、みな病棟テントで管理されておりました。外来患者もいますが、重傷者はおらず、精神的な部分での専門家による介入が必要な人が多いと言っていました。(テント内は見ていないので、不明な点はあります)

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