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【2014年チリ地震ニュース No.6】

今年4月2日(日本時間)の南米チリでM8.2の地震と津波が発生し、6名の方が亡くなり、約2500棟の家屋損壊、漁船損壊などの被害を出しました。わずかですが、CODEは発災直後から、現地NGO、ICAチリのイザベルさん(昨年、イザベルさんを日本に招へいし、高知県で交流を行いました。)と連絡を取り、情報収集を行ってきました。CODEとしては、救援プロジェクトを立ち上げるには至りませんでしたが、静岡県浜松市の学生グループが募金活動を開始してくれ、ICAチリにつなぐことができました。関西からもIさんが寄付の申し出がありましたので、静岡の学生さんたちの募金と合わせてICAの方に送金させていただきました。

静岡の学生グループの佐々木さんが報告を送ってくれましたので以下にご紹介いたします。

CODEは小さなNGOで世界で起きるすべての災害に対して支援はできませんが、このように人と人、日本と海外をつなぐ事で少しでも被災地の力になれればと思っています。今後ともご支援、ご協力のほどよろしくお願いいたします。(事務局長 吉椿雅道)

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4/2にチリ北部沖地震が発生しました。初め、募金活動をするか正直迷いました。なぜなら日本の遠く離れた場所で起きた地震の募金に対して関心を持って募金をしてくれる人がいるのか、募金のメンバーは集まるのかなど不安があったからです。しかし、3月11日に行った年に一回の東日本大震災復興支援イベント「3.11復光キャンドルナイト」の達成感の余韻もあり、イベントに協力してくれた、ボランティアサークルのメンバーや他大学の仲間達に声をかければ人数は集まるのではないかと感じました。

また、僕自身が去年緊急災害支援の募金活動を行えなかったことに対して後悔があり、ボランティアサークルの代表になったからにはそのような後悔はしたくないと感じ、チリ北部沖地震の募金活動を企画し実行しました。

募金活動参加の呼びかけをしたところ、僕たちThunderBirdsのメンバーに加え、スポアートサポートとうかい、想のつばさ、浜松学院大学 地域防災サークルなど浜松市内の大学に通う大学生が参加し、4/12,13の二日間で約130,000円の義援金を集めました。この義援金は国際NGO ICAチリに送金され、M8.2の地震で倒壊した多くの家屋の修復に使われることになりました。これからももしもの災害が起こったときは自分達の今できることを精一杯行っていきたいなと考えています。
ThunderBirds 佐々木哲郎
詳細はこちらへ http://www.tokoha-u.ac.jp/news/140514/index.html

ChileEarthquake2014

チリ地震ニュース5

チリのNGOであるICAチリのイザベルさんから昨日レポートが届きました。2010年の地震・津波の経験から今回の避難がうまくいった事やボート、家屋の被害が報告されています。(吉椿雅道)

「M8.2 のとても大きな地震で住民は将来また大きな地震が来るのではと怖がっています。避難した人たちは、2010年の地震よりはよかった、アリカという被害の大 きかった町では津波警報アラームがなかったことなどはよくなかったけど、住民は訓練のおかげで避難しました。でも、住民は心配と恐怖とストレスでいっぱい です。全国民が津波警報のおかげで避難しました。津波は2010年の時ほど大きくなかったのですが、北部では津波で漁民のボートや海岸線のレストランが被 害を受けています。また、地震で家屋が損壊し、家屋やヘルスセンター、学校、道路にはたくさんの亀裂が入っています。また、市の中心部では火事も起きてい ます。また余震の多さにもビクビクしています。」
イザベルさんから被害状況の報告は以下の通りです。
・死者6名
・8つの道路被害
・60のボート被害(イキケのRiquelme湾)
・2500の家屋が損壊(イキケのAlto Hospicio)

チリ地震ニュース4

昨日発生したチリ地震による津波ですが、今朝、日本にも到達しました。
現在のところ大きな被害の情報は入っていないようですが、東日本大震災で被災した東北では地盤沈下している場所の多く、今後の復興に影響が出てくるかもしれません。
北海道や東北の各地で観測された津波は以下の通りです。
岩手県久慈40センチ(7:39)、北海道えりも町30センチ(8:50)、岩手県釜石20センチ(7:38)、岩手県宮古20センチ(7:45)、小笠原諸島20センチ(8:36)八丈島20センチ(8:54)など (気象庁発表)

チリの方も一夜明け、徐々に被害状況が報道されてきています。
チリのイキケ(Iquique)やアリカ(Arica)では、約2mの津波が発生し、被害が出ています。道路も冠水し、漁船が打ち上げられています。また、住宅は
チリの沿岸部では約100万人が避難しているようです。
ま た、イキケ近郊のアルトオスピシオ(Alto Hospicio)という貧困エリアではヤク2000棟の家屋が損傷しているようです。また、この地震による死者は、現在のところ6名でいずれもイキケや アルトオスピシオです。ペルーでも家屋損壊や9名の負傷者の情報が出ています。     (吉椿雅道)

以下、メキシコのCODEの海外研究員クワテモックさんからの情報です。
(イキケの状況)
・95%は停電状態。

・津波で海岸エリアの3ブロック(100m以上)が浸水している。
(その他の場所)
・LaCaletaでは80%の漁船が被害を受けている。

・AricaやParanicotaでは18の避難所が解説されている。

チリ地震ニュース3

チリ地震の被害が少しずつ見えてきました。
この地震によって5名の方がお亡くなりになられたようです。
メキシコのCODEの海外研究員のクワテモックさんからの情報によると
チリ北部のイキケ(人口約22万人)のショッピングセンターで火災が発生したり、イキケの空港も被害を受けて閉鎖されています。また、数千世帯の停電、地滑り、道路の破損も発生しているようです。
イキケの刑務所の壁が倒壊し、女性受刑者300人が脱走したという情報もあります。
チリのAricaやペルーのMoqueguaなどでは、家屋の倒壊も発生しているそうです。
現在も多くの人たちが高台に避難しているようです。
2010年のチリ地震では海軍の不正確な情報が原因で多くの死者を出した経験からか、今回は多くの住民がいち早く避難しているようです。(吉椿雅道)
地震の概要
発生日時:2014年4月1日20:46(日本時間 2日8:46)
規模:M8.2
震源:チリ北部イキケ(Iquique)から北西95kmの沖合
深さ:20km
津波:イキケ(Iquique)で2.1m、Pisagua,Juninなどでも2m近い津波が発生
被害状況:死者5名、家屋倒壊、火災、地滑り、停電

チリ地震ニュース2

昨年12月に高知県との交流事業でチリから日本にお呼びしたNGOのイザベルさん(ICAチリ代表理事)と連絡が取れました。イザベルさんは無事で情報収集をしていますが、津波警報が出ている中、メールからは緊迫感が伝わってきます。
「現在、ニュースなどで情報を収集しています。またICAペルーの仲間にも連絡を取って情報交換もしています。今後、緊急支援活動に動き出す予定ですが、現 在、チリ全土に津波避難警報が発令されているので、高台に避難しなくてはいけないかもしれません。心配してくれてありがとう。イザベル」
今のところ大きな被害は報告されていませんが、情報が入り次第お伝えします。(吉椿雅道)

チリ地震の概要
発生日時:4月1日20:46(日本時間 2日8:46)
規模:M8.2(8.0から上方修正)
震源:チリ北部イキケ(Iquique)から北西95kmの沖合
深さ:20km

津波:イキケ(Iquique)で2.1m、Pisagua,Juninなどでも2m近い津波が発生

南米チリ沖で大きな地震が発生しました

今朝、南米チリ沖で大きな地震が発生しました。

この地震によって中南米の太平洋沿岸国で は、津波警報が発令されいています。
すでにチリで1.92mの津波が確認されていますが、現地は夜のため被害の詳細はまだわかっていません。日本への影響は気象庁が現在、調査中とのことです。

CODEは、現在のところ様々なメディアや現地のNGOなどから情報収集を行っています。

引き続き情報をお伝えします。
(事務局長 吉椿雅道)

発生日時:4月1日20:46(日本時間2日8:46)

規模:M8.0

震源:チリ北部イキケ(Iquique)の北西86㎞

深さ:10km

津波警報の発令された国:チリ、ペルー、 エクアドル、コロンビア、パナマ、

コスタリカ、ニカラグアなど