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ぶどう農家の春 ぶどう畑再生プロジェクト 活動レポートNO34

雪が溶け、春を迎えたミール・バチャ・コット村では、今年のぶどう栽培が始まりました。現地のカウンターパートであるラフマンさんからのレポートと写真をご紹介します。
収穫アップのためのぶどう棚を作るなど、日本での農業研修で学んだ技術が活かされています。秋の収穫が楽しみです。
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◆農作業スタート
寒い冬の季節が終わりを告げ、農家の人々は日本で学んだことをもとに、ここアフガニスタンの気候に適した方法で仕事を始めました。ぶどうの木に水をやり、ショベルで畑を耕して、土地の準備をしています。ほとんどの農家は、ぶどうの木を地面から伸ばして育てるためにコンクリートの柱を建てようとしています。そうすれば、それぞれの木のぶどうの生産量を増やすことができるからです。
しかし、治安状況とパキスタン産のぶどうとの兼ね合いで、外部のマーケットを見つけることはできませんでしたし、国内消費はわずかなもので、価格はとても安いのです。
また、病気を予防するため、今年は地面をきれいにして、ぶどうの木の下に木のチップを撒こうとしています。
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農家の中には、技術によっては有機栽培を行っているところもありますが、ほとんどはまだ化学肥料を使っています。ある集会で、私たちは農家に有機肥料を使うように話をしましたが、まだその可能性はありません。
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◆基金の利用が480世帯に
ぶどう協同組合(コーポラティブ・シューラ)は、回収した基金を、長期的な仕事の支援を申し込んできた新たな17世帯に分配しました。合計で480家族が、仕事のためにぶどう協同組合を使っていることがわかっています。主として利用者は、夫を亡くした女性や、働くことができずに人を雇う必要があるお年寄りです。
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このように、ご支援いただいているぶどう基金も、少しずつ利用者が増えています。当初288世帯から始まった基金ですが、返済された資金が循環し、より多くの世帯が基金を用いて農業を始めることに成功しています。