“よみがえれ アフガニスタン '05” 現地レポートvol.7

~【新たな取組み】ぶどう畑再生プロジェクトの今~
5月 アフガニスタン ミール・バチャ・コット
<女子学校でのぶどうの苗作りは?>

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【写真】ミール・バチャ・コットに唯一の女子学校。右の建物が校舎、中央テントでも授業が行われる(アフガニスタン、2004年6月19日)

 ミール・バチャ・コットに唯一の女子学校で、ぶどうの苗を育てようという計画を立てていました。ぶどうの木は換金できるほどにまで育てるには3年かかります。それならば、種から2年間はこの女子学校で育て、村の生産者に買ってもらえれば、生産者は1年育てるだけで換金できるという狙いです。もちろん学校なので生産者に苗を売って現金をもらうことはできません。その分机や椅子や文房具を提供してもらえれば理想だと考えたのです。


ところが、これを進めるには大きな”壁”があったのです。この女子学校には現在、約1200人が勉強しているのですが、校舎も小さくグランドにテントを張って勉強しています。このグランドが問題なのです。かなりの広さのグランドなのですが、四角いグランドの内、2辺に文字通り”壁”がありません。ここはイスラム教の国なので、女子がグランドで仕事をするには壁に囲まれていなければならないのです。つまり、外部から見えないようにし女子を守るためです。みなさんの支援で139メートルあった1辺の壁は昨年完成させました。あと1辺144メートルの壁が残っています。しかし、CODEとしては優先順位として一番大事な水の確保のためカレーズの修復に資金を費やしています。今回校長先生に、その事情を話し「一気に144メートルを造ることは不可能です。しかし資金が集まるのを待っていたらおそらくいつまで経っても壁は完成しません。少しずつでも進めませんか?」と提案させて頂きました。代案もあるのですが、とりあえず学校側からの返事を待つことになりました。
 前回来たとき寄贈したテントがもう一部破けていました。狭い校舎で廊下にまでナイロンのゴザを敷いて勉強している姿を見ると、早くなんとかしたいとも思います。この地方は時期が来ると、突風が吹くのです。「ショマリ=突風」という意味です。こうした現状を見ると早く自力で対処できるようになって欲しいと願うばかりです。計画通りぶどうの苗が育ってくれれば、そういう補修費用も捻出することが可能になります。アッラーの神よ!イスラムの教えを変えるわけにはいかないけれど、粋な解釈で簡単な”壁”の変わりはないものか?

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【写真】校庭に29本の植樹をする様子(アフガニスタン、5月5日)

アフガン村井日記 ~女子学校に29本の植樹~
 女子学校でぶどうの苗を育てるという計画を今回進めることはできなかったが、ぶどうの木やアーモンドの木など29本を校庭に植樹した。話は二年前から提案していたのですが、校庭に壁がないこと、水が一ヶ所しかないことがネックとなり実現しないままだった。今回、あきらめずに提案してみたら、なんと簡単に「OK!」となった。早速木を手配してもらい、一時間ほどで植樹は終わった。「なーんだ、やればできるじゃない!」というほど、あっけないものだった。これでやっと念願の植樹ができた。ところで、そもそも何故植樹にこだわっていたかというと、ミール・バチャ・コットは戦争と干ばつのため、ほんとうに緑が少ない。でもアフリカやインドでは同じく水が少なくても、木を植えている内に水がでるようになったという話を聞いたことがあり、アフガニスタンでも是非根気よくやって欲しいと願っていた。3年前に来たときは、ほんとに緑がないという印象だっただけになおさらだった。でも今回は季節がよかったこともあり、結構何処へ行っても緑がいっぱいという感じだ。女子学校の校庭も草がたくさん生えて緑々としている。それだけに意識的に緑を増やして行くと、さらに環境も変わるのではないかと思い、提案したところ、このような結果になった。校長先生はじめ先生たちが今日の意味を話してくれれば、きっと子どもたちは育ててくれると確信する。次回来る楽しみが一つ増えた。感謝!!

理事・事務局長 村井雅清

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