アフガニスタン・バタフシャン地震ニュース No.5

 被災地に冬が訪れ、雨や雪によって被災者の暮らしが厳しい状況に置かれています。毛布やテントなどの救援物資が十分に届いていないところも多く、雨や雪を防ぐために家の瓦礫で屋根を作って暮らす被災者もいます。天候の悪化によって政府のヘリコプターを使った救援活動も難航しています。アクセスが悪い地域には避難キャンプもなく、被災した村の約15%は地形の影響や悪天候により未だに支援も調査も行われていません。山間部の住民は冬が来る前に薪を集め、冬はなるべく屋外での仕事はせずに屋内や家の周りで生活します。しかし今回の地震により暖房器具や薪も家の下敷きになってしまいました。山間の被災者が「この時期の寒さをテントだけで耐えることは難しい」と言うように、氷点下10度以下にまで下がるアフガニスタン北部の山間地では暖を取れないことで子どもたちが肺炎などの病気にかかることや凍死することがあります。

 現地に入った国際NGOの報告によると、全壊には至らなかった家屋にも壁にひびが入っていることが多いようです。積もった雪が春先に溶け出すと、水がひびの中に入り、壁が崩れてしまいます。政府や援助機関から仮設シェルターが支給されるのは被害が目に見える全壊家屋に住む家族がほとんどであり、ひびが入っただけの家に住む被災者は今後家を失うかもしれないことを恐れています。

 CODEカウンターパートのラフマンさんが昨日5日よりアフガニスタン北部の被災地に入り、被災者の現状を調査しています。引き続き現地からの報告が入り次第お伝えします。(上野智彦)

ご支援よろしくお願いします。
☆救援募金にご協力下さい 
郵便振替:00930-0-330579 加入者名:CODE 
*通信欄に支援先を明記してください。(例:「アフガニスタン地震」) 
*募金全体の25%を上限として事務局運営・管理費に充てさせていただきます。 
*クレジットカードをご利用の方はホームページ(下記)からご寄付いただけます。 
http://www.code-jp.org/cooperation/index.html
*クレジットカード決済ページ備考欄に支援先(例:アフガニスタン地震)
と明記してください。

アフガニスタン・バタフシャン地震救援ニュース No.4

 アフガニスタン北東部を震源とした地震による被害はこれまでに、死者390名(パキスタン:272名、アフガニスタン:115名、インド3名)、負傷者2400名以上、被害家屋17600棟以上となっています。パキスタン政府は今週の日曜日(1日)までに被災者の損失額の調査を行い、2日から5日までに被災者への補償を完了させると発表しました。パキスタン政府は軍による山間地への救援活動を続けていますが、山間部には未だに入ることができない集落がある中で、残り3日の間にすべての被災者の状況が把握できるかということには疑問が残ります。

 現地に入った国際NGOによると、今後の越冬のための防寒具や避難シェルター、衛生キットなどの支援が必要だと訴えており、避難キャンプも作られていない被災地で冬を越すための準備がされていないことへの被災者の不満が募っています。

 

CODEはこれまでにも5回のアフガニスタンでの救援活動を行っており、そのうち3回が地震での救援です。98年2月のアフガニスタン地震(M5.9、死者約4000名)、98年5月のアフガニスタン地震(M6.9、死者約5000名)、アフガニスタン北部地震(M7.4・M6.1、死者約1200名以上)の3つの地震はいずれも今回の震源であるバタフシャン州もしくはバタフシャン州とタハール州の州境付近で発生しました。来月5日にはカウンターパートのラフマンさんが今回の被災地のタハール州、バタフシャン州に入る予定です。アフガニスタンの被災地の情報はパキスタンに比べて少なく、現在も紛争が続いている被災地域の様子を政府も十分に把握できていません。北東部に入るラフマンさんからの被災地の現状や被災者のニーズ調査をもとに、今後の支援を決定します。情報が入り次第お伝えします。(上野智彦)

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アフガニスタン・バタフシャン地震救援ニュース No.3

アフガニスタン、パキスタンの被災地は3日目を迎えました。これまでにパキスタンで267名、アフガニスタンで115名、インドで3名、被災地全体で385名の方が亡くなったと現地政府や報道が伝えています。また、パキスタンでは10000棟以上、アフガニスタンでは7600棟以上の家屋が被害を受けており、家を失った被災者の多くは屋外での避難生活を余儀なくされています。

アフガニスタン、パキスタン両国の被災地は平常時でもアクセスが厳しく、今回の地震による土砂災害で道路が寸断され、多くの集落が孤立しています。
パキスタン北部はモンスーンの影響で毎年7月から9月の終わりにかけて激しい雨が続きます。地震の被災地であるカイバル・パクタンクワ州やギルギット・バルチスタン州では2010年に約1800名が亡くなるパキスタン史上最大の洪水が発生し、今年も豪雨による被害が各地で起こりました。このように地盤が緩んでいる状態で今回の地震が発生したことにより土砂災害が各地で頻発し、山間地の状況把握や救援活動の遅れにつながっています。

山村の被災者はまだ使うことができる物資を家の瓦礫の中から探しています。70代の被災者が「家が壊れて、この歳でホームレスになってしまった。」と嘆いていると報道されているように、自宅と家財を一気に失ったことで多くの被災者はこれからの生活に希望を見出せないでいます。11月から1月にかけて本格化する冬の寒さやアフガニスタンにこれから訪れる雨季など家を失った被災者にはより一層厳しい環境となります。
これまでにも頻繁に地震、洪水、雪崩、地滑りなどに襲われている被災地で、また次の災害が起こる可能性があります。しかし、その場所は被災者にとっては簡単には離れることができない大切な故郷です。次の災害を考えた復興はこの地域に住む人々にとって必要なものですが、貧困や紛争により災害への対策に十分に取り組むことができないアフガニスタン、パキスタンの現実があります。(上野智彦)

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アフガニスタン・バタフシャン地震の救援活動を開始します!!!

昨日26日18時6分(現地時間26日13時39分)、アフガニスタン北部
(パキスタンの国境)を震源とするM7.5の地震が発生しました。
現時点での被害状況ですが、死者375人以上(パキスタン260人、
アフガニスタン115人)、負傷者2200人以上、被害家屋(パキスタン約4500棟、アフガニスタン約9500棟)との報道がされています。
アフガニスタン、パキスタンの被災地は共に山岳地帯であることか地滑りによる道路の寸断なども発生しており、情報取集、救援がに困難とみられており、今後も被害が拡大する可能性もあります。

 CODEは発生直後よりアフガニスタンのカウンターパートであるラフマンさんにコンタクトを取り、情報収集を行ってきました。ラフマンさんから「来週に甚大な被害の出ているTakhar(タハール)州やBadakhshan(バダクシャン)州に入る」との連絡を受けましたので、CODEはぶどう再生プロジェクトなどで長期間アフガニスタンの復興支援にかかわってきた経緯からラフマンさんたちの支援活動のサポーを行うべく57回目の救援活動(アフガニスタンは6回目)を開始します。
ご支援、ご協力のほど何卒よろしくお願いいたします。

CODE海外災害援助市民センター事務局長 吉椿雅道

以下、この地震の概要です。
「アフガニスタン・バダクシャン地震」
発生日時:2015年10月26日13時39分(同日日本時間18時9分)
規模:M7.5
震源:アフガニスタン北東部Jurm郡ヒンドゥークシ山脈
            (首都カブールの北東約250km)
深さ:約210km
被害状況:死者375人以上
(パキスタン260人、アフガニスタン115人)
     負傷者2200人以上
     被害家屋
(パキスタン約4500棟、アフガニスタン約9500棟)

被害の大きなエリア:
・アフガニスタン
   Kunar州(死者30人、家屋被害1214棟)、Badakshan州(死者20
人、
家屋被害4348棟)、Nangarhar州(死者16人、家屋被害
1189棟)、
Takhar州(14人、家屋被害171棟)

・パキスタン
   Khyber Pakhtunkhwa州(死者184人、家屋被害2097棟)FATA
(連邦直轄部族地域/トライバルエリア)州(死者32人、家屋被
害2333棟)、
Gilgit Baltistan(死者9人、家屋被害90棟)
(UNOCHAより)

アフガニスタン・バタフシャン地震ニュース No.2

昨日26日にアフガニスタン北部で発生した地震により、アフガニスタン、パキスタンの両国で大きな被害が確認されています。AP通信によるとこれまでにパキスタンで228名、アフガニスタンで33名、インドで2名が死亡し、合わせて263名の方が亡くなっています。最も大きな被害が出ているパキスタン・カイバルパクトゥンハ州だけで179名が死亡、1800名が負傷しています。しかし遠隔地域の被害はまだ把握されておらず、今後被害が増えていくと予想されています。

パキスタン北部ではここ最近の豪雨により地盤が緩んでいたところに今回の地震が発生したことにより、フンザバレーやニーラムなど山間の被災地域で地滑りが発生しています。これにより道路の封鎖などが各地で発生し、被害確認や今後の救援活動への影響が懸念されています。
アフガニスタン北部の震源地付近は過疎地域で地震に弱い泥レンガ造りの家屋が多く、家を失った多くの被災者が屋外で暮らすことが予想されます。しかしアフガニスタン北部では夜間は氷点下まで気温が下がるため、被災者の健康状態が心配されます。

CODEは引き続きアフガニスタンのラフマンさんからの情報収集を行っています。情報が届き次第お知らせします。

アフガニスタン北部で地震が発生しました

既に複数のメディアでも報道されていますが、本日10月26日午後1時39分頃(日本時間:午後6時9分頃)アフガニスタン北部でM7.5の地震が発生しました。震源はアフガニスタン首都カブールから北北東256kmの地点で震源の深さは約212kmとなります。パキスタンとの国境付近になります。NHKによるとこれまでに50名以上が死亡しました。

CODEはアフガニスタンぶどうプロジェクトなどで連携している現地カウンターパートのラフマンさんに連絡を取り、情報収集を行っております。現地メディアでは多くの家や学校が倒壊していると報道されているようです。

引き続き情報が入り次第お伝えいたします。